キハ08・09から考える
キハ08、09(もとは初代キハ40、キハ45)というのは、国鉄時代、気動車の導入への要望が高かったものの、予算などの関係で追い付けず、オハフ61の改造で作られた車両である。
という事は国鉄本社から見て優先順位の低い路線に投入されたという事でもあり、「ローカル線」である事を表現するにはもってこいである。
模型の世界ではスハ44やナハフ11あたりを、同じような考えで気動車にした設定の車両を作る人がいる。「ナ」級ならアリな気がするんだけどな。
結局は改造にしては値段が高くなる、パワーが不足するなどの理由で長くは使われなかった。使われたのもいたけど。
荷物車に改造される例も無かった事を考えると、完全な失敗作だったのだろうか。
もし気動車ではなく、電車に改造していたらどうなったのだろうか。特に「電車」の入らなかった交流電化区間など。
深い屋根の一角を切り取って交流機器を載せたら、面白い車両になるのではないかと思う。
スノープロウや旋回窓のものものしい装備も似合うだろうし。
実際に乗ることを考えると、たまったもんじゃないが。
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