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早すぎた奇才か? 南村俊平
カストリ雑誌などと言われる中に「奇譚クラブ」という雑誌がある。これはかなり続いた。もとは総合変態雑誌みたいな感じだったようだが、SMが中心となり、「家畜人ヤプー」もここで連載されていた。
南村俊平はその1958年7月号に「下藤と座禅草」で登場し、以後いくつもの作品を発表している。
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その作品の中にはアメリカのパルプSFを思わせるものもあり、それが日本風の少女と組み合わされる事により、独特の雰囲気を醸し出している。この「節足動物の恐怖」ではちょうちんブルマの少女が犠牲者である。
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1960年前後の時期でビキニアーマーは珍しい。これもアメリカのパルプ雑誌からの翻案と思われる。ビキニアーマーは南村もお気に入りだったようで、度々描かれている。
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連続活劇「怪少女スリーX」は第4話までは連載されていたのがわかっている。ネズミやウサギのコスプレ少女は、他の作品でも描いている。
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確認できた中での終わりの方の作品には、哲学的テーマを思わせるものもある。
まだ調べはじめた所なのだが、消息を知りたいと思っている。
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