貨車編成論 その3

 よく分からないが、それなりに反響があるようなので、無理矢理続きを書いてみる。「書いてみるテスト」とか言わない。

・甲、乙、丙……

 D51の牽く貨物列車と言うと日本中で見られたのだが、D51の入れるのは乙線までだった。軸重の関係でD51の入れない路線(丙線)というのもあって、そういう所では9600、8620、C58、C11あたりが貨物列車を牽いた。中にはC57が牽いたり、D50をD60に改造して走らせたりしていた場合もあった。

 C50が地味な存在だったり、C10がそれほど作られなかったのは、この丙線に入れなかったからという。

 ただ、どうも、速度制限を設ければ丙線にD51が入っても問題ないようなのだが、ならばD51は無くなるギリギリまで下級の路線に割ける余裕は無かったという事なのか。

 丙線はディーゼル化されるとDF50やDD54、DE10が入ったし、軸重可変機能のおかげでDD51も入線可能だという。こうなると「あれ? DD54って何だったの?」と思わないでもない。

 C58やC11、DE10も入れない路線(簡易線)というのもあって、そういう所ではC56、C12、DD16が使用されていた。

 これが分かると丙線に速度制限無しに入れないDD13って、B6の置き換えなのだなと思えてくる。

 ただ、これが役に立つ知識かどうかは分からない。C11とC12とDD13の同型機がいた私鉄なんてのもある位だから。

・EF58を使う

 生き別れの兄弟のEF18は、私はその末期に短い編成の貨物列車を牽いていたのを見たことがある。なかなか魅力的だが模型では入手もしづらい形式だ。
 そこで思いきってEF58に貨物列車(荷物列車ではない)を牽かせてみよう。
 運用が乱れた時の他、阪和線に定期で存在していた。
 あえて「都落ち」感を出す為に、シールドビーム2灯、前面窓がHゴム支持のタイプを使うのもありだと思う。
 貸しレイアウトで使うならば、あとは君の勇気だけが必要だ。

・ワムフ100青大将

 カワイモデル(not河井商会)から「つばめ・はと」のような薄緑色のワムフ100が発売されていたと聞いた。どうやらコンテナ列車と急行便を併結する際にこの塗装が検討されたらしい。
 模型でやる時は、コンテナは小さめのもので行きたい感じがする。

・クモニ13も

 地方私鉄では電車が貨車を牽引した。新潟交通のモワ51など小型レイアウト程度の5両ぐらいの2軸貨車の編成にぴったりだった。
 最近でも上信電鉄の工臨等の例がある。
 実は国鉄にもこういう例はあって、クモニ13やクモハユニ64が貨物列車の先頭に立った事があった。

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