ガンダムの模型から考えたり その3
さて、このタイトルでだいたい1980年代、せいぜい1990年代始めの事について書いてきたけれど、今のガンダムのプラモデル(以下 ガンプラと書く)周辺というのも面倒になっているらしい。
一番の問題は品不足らしいのだが。
ガンプラが盛り上がるおかげで、それっぽい色の塗料や、それっぽいマーキングの為のデカールが手に入るようになって、「これ、ふざけて鉄道模型に使っちゃおう」とか思ってはいたけれど、実際私は肝心のMGやHGという現代のガンプラ本体は全く見ていなかったのだ。
で、だいぶ前に色々聞いて、なんとかオフという店で箱無しでビニール袋に入って売っている「現代のガンプラ」を見て途方に暮れてしまった。「塗装のない(無くても許されそうな)アクションフィギュア」という感じだったのである。
確かにアクションフィギュアとして優秀そうなのは分かる。ただ、俺、これ買って何をしろと言うのだよという思いがこみ上げて来たのだ。アクションフィギュアは今のところ別に欲しくないし。
これだったら昔のザクレロの方が「どうしてくれよう」という思いがふつふつと沸き上がってくるだけ、ずっといいのである。
ただ、中古でも入手できる「ハイモック」など、アクションフィギュアに振り切った形で、「遊ぶならこういうものじゃないか」と思う。作品の中でも誰々が使用するとか属性が固まってないようだし。
ガンプラに関しては、どちらかというと支援メカが同じスケールで揃う点が面白いと思う。
人型メカを上に載せるベースジャバー単体とか、背中に装着させるティルトローターパックなどというものが魅力的に見える。
これはガンダム以外の作品にも言えて、『30MM』のエグザビークルのティルトローターバージョン(発売予定)だとか、『境界戦機』の輸送機V-33ストークキャリーも面白そうである。
こういうのはバンダイというよりタカラにノウハウがありそうなのだが、それも『ダグラム』の時のジオラマ志向というより、『ミクロマン』辺りのシステム化された遊びの展開に近いような感じを受ける。
でもやっぱり個人的には連絡機のドラゴンフライとか、幽閉状態の頃のアムロの自家用機とか、あるいはVガンダム版のワッパ辺りが欲しいものである。
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