地方の並ロ、もう一花

 いわゆる「並ロ」というのは、前にも少し書いた。リクライニングしない旧2等車(のち1等→グリーン車)である。

 昔は立場上「2等車に乗らなければならない人」がいて、そんな人達が乗るのに利用された他、「たまの贅沢をする一般人」の需要もあったらしい。

 リクライニングしないグリーン車は東海道、総武・横須賀線の東京周辺の普通列車では生き残るのだけれど、地方からはいなくなってしまう。

 準急のキロハ25、キロ25が最後だろうか。客車列車ならスロハ32、オロ36、オロ40あたりか。準急は急行に格上げされて、その役目はキロ28あたりが引き継ぐのだろうけど。

 ただ、時代の流れはもちろん分かるんだけど、かろうじて優等列車が運転されていたようなローカル線がモノクラスになっていくのは寂しい。「特ロ」が連結されているとなると、結構重要な急行かなあと思ったりもするし。

 飯田線や大糸線を想定して、「80形最後の急行」とか言って、クハ75、クハ77、クハ85あたりに格下げされる車輛を2等車として連結するのはどうかと夢想したりしている。

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