アニメ思い出し語り 8 ふしぎな島のフローネ

 これを思い出したのは「ヒロシのひとりキャンプのすすめ」でオープニング主題歌「裸足のフローネ」が流れていたから。これも結構好きな曲だな。歌うとなると音程外しがちで難しいんだが。
 オープニングの映像ではヒロイン(ヒロインなんだってば!)であるフローネのスカートの中が見える。

 内容は、家族でオーストラリアに移住するスイス人の一家が、汽船の難破で無人島に漂着、サバイバル生活をするというものだった。木の上に家を作ったり。
 ただ、医者であるお父さんがすごく立派だったり、ひどく深刻な事態になる前に解決策が考えられたりして、暗い内容にはならなかった気がする。いや、先に漂着した人が亡くなった跡が見つかったりはしたのだが。

 かなり当時の時代設定も考えて作られていた印象がある。フローネの一家が乗ってくるのは「最新の蒸気船」だし。
 原作には狼や虎が出てくるのだが、さすがにそんなものは現実にはオーストラリア近くの島にはいないので、フクロオオカミに変えられている。
 そもそも原作にはフローネが出てこない。

 ここで「原作」という言葉が出たが、この作品には「スイスのロビンソン」という原作がある。

 で、東京ディズニーランドに「スイスファミリー・ツリーハウス」という割と地味なアトラクションがあるのだが、「スイス人の一家」、「木の上の家」という所でピンときた人もいると思う。ディズニーも同じ原作から「スイスファミリーロビンソン」という実写映画を作っていたのだ。こっちが先だ。
 これは「ふしぎな島のフローネ」とは同じ親から生まれた兄弟作品という事になる。

 聞いた話によると、同じ原作からの映像作品は他にもあるらしい。

 もう1つ思い出したが、「ふしぎな島のフローネ」のタイトルが出る所で古い写真が出てくる。
 あれはいつのものだろうと、ずっと思っている。

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