コイルを崇めよ?

 いわゆる「ラジオニクス」と呼ばれる機械類がある。何だか電子的な医療機器のような触れ込みだが、効果の程は怪しい。見た目はシンセサイザーのようでもある。

 有名な「ヒエロニムスマシン」は電源を切っても、また回路図だけでも、機能が落ちる事が無かった。もともと機能が無いのだから、そもそも機能は低下しないと言われたりもした。

 植物の考えをフロッピーディスクドライブで読み取ると言う人もいた。「トンデモ本大賞」をもらって大喜びしていたらしい。

 アザラシのタマちゃんの件で有名になった白装束集団「パナウェーブ研究所」は回路図のアースの記号のようなマークを使っていた。

 余った電線を丸めてある所から電磁波(スカラー波)が出るとか、アルミ箔や白い布で遮断できるとか言っていた。

 コイルを崇める宗教はもっと個人単位の所まで入り込んでいて、コイルや水晶をピラミッド状に樹脂で固めたオルゴナイトを自作する人はかなりいる。

 高くて買えないテスラ缶は数々の簡易的自作テスラ缶(大和缶と言うらしい)を生み出し、ついにはビンに銅線を巻き付ける人まで出てきた。

 コイル巻いて何になるんだろう。

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