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越後湯沢からみなかみの旅その1

Suica定期券で貯まったJREポイントの有効活用を考えていたらちょうど良く新幹線yearで特典チケットがあったので県民割と組み合わせて出かけた話です。
円錐角膜のお話もほったらかしてますがそのうちまたやります。

~1日目~

家を出て最寄り駅に着いてからヘッドホンを忘れたことに気がつく。
東京駅からの新幹線に40分程度余裕があるので、ビールと一緒にコンビニで買えば良いかなとそのまま出発した。


E7系初めて。午前便下りは
進行方向左側の2列席が眩しくなくて良き。

久しぶりの東京駅はみんな大荷物で方言もたくさん聞こえてなんか緩めな空気。
ギリギリまでコンビニいくつか回るも手頃なのが見つからず飛び乗る。
東京駅周辺のコンビニさん、手頃なワイヤレスヘッドホン置いたらけっこう売れると思うよ…


あわてて購入したので駅弁でもない
しかしJRE特典チケットなので
現金負担なく指定席。

久しぶりに乗った新幹線は静かに出発し、みるみるスピードを上げる。
久しぶりの平日休みなのでビールを飲みながら勤務中の友人宛に(自分だけ)楽しいLINEなどを送り過ごす。
高崎を過ぎるとトンネル区間が続く真っ暗な車窓。今回は少しだけ越境して越後湯沢まで。新清水トンネルを抜ける直前には減速し始めるので降車準備。

平日の越後湯沢駅は静か。温泉街の寿司居酒屋「べにちょう」を目指す。開店直後には席が埋まると聞いていたので12時前に到着したが、すでにカウンターを数席残すのみだった。

べにちょうさんの生ちらし。
具だくさんでとても美味しい。
残念なことにまもなく販売終了の
お知らせが掲示されていた。

無事に入店、注文できたが、後からどんどんお客さんが来て12時過ぎには販売終了、通常メニューへ移行。退店時には待機列もできてたのでやはり人気店なのだと思う。

満足して散歩がてら街あるき。駅の反対側の国道沿いに地元のスーパーがあるようだから、そこまで行ってみよう。
9月末ながら快晴の越後平野(の端っこ)はまだまだ夏の日差し。なるべく日陰を選んで歩く。

日陰を選べば秋の気配
ひなたはまだ夏の陽気

ちょうど良くスーパーの隣に田舎のハンズ(と勝手に思っている)コメリを発見したので淡い期待を持ちながら入店するとやっぱりあった!手頃なワイヤレスヘッドホンを見つけ無事に購入。
ちなみに地元のスーパーは、期待したほどの収穫なし。表参道の新潟県のアンテナショップは優秀だと言うことがわかった。

久しぶり!!
相変わらず元気そうで何より!!

無事にヘッドホンを購入して装備は完璧と駅へ歩く。次の電車まであと1時間30分もあるけれど大丈夫。
越後湯沢駅には「ぽんしゅ館」があるからな!

500円でコイン5枚
どれ選んでも当たりの優秀ガチャ

もう何度か来ているので勝手知ったるものである。店奥のボードでオススメチェックして気になるお酒を次々と飲んでいく。合間に佐渡産の「おけさ花塩」を味見しながら手元のコインを減らしていく。
お腹が空いたら隣の1合爆弾おにぎりでも食べようかと思っていたけど、思ったより生ちらしの腹持ち良くて断念。

ほくほく線は見られませんでした。
昔の乗り換えターミナル駅らしい
大規模な設備が今はちょい寂しい。

新潟と群馬の県境を跨ぐ路線はSuicaを利用できないとのことで久しぶりの券売機を利用して水上方面へ乗車。無事にボックス席を確保(と言うほど混んでもないが)、どこで降りるか迷いながらほろ酔い気分で山の中へ運ばれて行くのはなかなか楽しいぞ。
でもここは「クライマーズ・ハイ」でも見た土合駅の階段を見なければならないと酔った勢いで下車。

上り線は地上駅なので階段を登らなくて良い

ハイキングや登山装備の人たちが夕刻迫る山奥の無人駅に降りた普通のおっさんを怪訝そうに見ながら入れ違いに乗り込んでいく。
電車を見送りながら例の階段へ。登りきった通路にはひとり男性が休んでいた。なぜ?と思ったが後でその意味を知ることになるのである。

これがだいたい半分くらい降りたところ

冷気の吹き上がる階段を覗き込むが先が見えない。しかしこれを登らなくてはならないと意味不明な使命感で降りていく。途中に休憩用のベンチがいくつか設置されている。残り100段くらいですでにヒザが笑い始めている。これ登りは相当厳しいぞ。

マジで果てが見えない

降りたったホームは以前の通過線を利用するため改築されていて、ちょっと映画とは違っていたが、雰囲気は昔のまま。ここから宿へ向かうバスの時間も迫っているため、何枚か写真を撮り階段を登りはじめた。
上の方からは賑やかな若者たち、家族連れなどが降りてくる。楽しそうな声が響いてくる。おそらく車やバイクで来たと思われる。余裕だな。

登りきってからのデザートみたいな階段

登りきった。後悔は100段目。反省は200段目。生命の危機を感じた300段目からは20段ずつ休み休み登りきった。なんとか改札口を出たところで時間を見るとバス通過の1分前。道路までの砂利道を駆け降りなんとか乗車。どこかのスーツさんみたいに目の前を通過されなくて良かった。

数分で到着したホテル伊東園ゆびそ湯の陣はチェックインの混雑もひと段落してスムーズ。予約が早かったので眺望の良いとされている側の和洋室ツイン。夕飯の時間を最後の枠にはめてもらい横になっていたが、足の裏から太ももにかけて熱を帯びて立つのだけで足の裏が痛い。


県民割で最大効率を狙うため
オプションつけてみた。

ヨロヨロと夕食会場に向かいテーブルを確保。ひとり飲み放題食べ放題とか初めてだー。テンション上げてヨチヨチとテーブルと料理台を往復。何度も行きたくないのでビールも予め2杯汲んでおく。

最後の1人になるまで食べて飲んで、温泉入って部屋に戻る。ベッドに横たわったあとの記憶はない。

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