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「渋谷の星」放送後記 #36

まだ銀杏の美しい季節だった。国立代々木競技場で取材、の一報。あの第一体育館に入れるの!?・・・嬉しかった。

私が初めて第一体育館に入場したのは、1986年。憧れのアーティストのロックコンサートだった。上京して間もない二十歳。今もその時のチケットを大切にしている。

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確か・・・この時は・・・誰と見ただろう・・・もう記憶がない。隣の顔は覚えていないのに、アーティストの姿だけは良く覚えている。この年のヒットチャートは、ついにNo.1!男性の野太い声援から女性の黄色い声援に変わった年だった。

あれから今日まで、アリーナツアーと言えば第一体育館に通ったものだ。もちろん、チケット入手は毎回、至難の技だったが。

その第1体育館で区報の取材・収録が行われた。昨年12月7日の事だった。詳しくはこちら↓

新春恒例、区長対談。ゲストは日本パラリンピアンズ協会会長 大日方邦子(おびなた くにこ)さん。現場で大日方さんご本人に申し忘れたが、お会いしたのは3回目だった。

実は私、大日方さんのお人柄もお声も大好きである。特にお声が魅力的で最高に心地良い。収録中も色艶たっぷりのお声に思わず、うっとり。番組では(時間がなくて)言えなかったが、私の理想。あの声質で番組を進行出来たらどんなに良いだろう!・・・怪獣声の私には叶わない、永遠の憧れである。

区長対談は1月4日・11日に放送された。4日の第1弾は、ノンストップで約23分間の音声を放送。新春らしいBGMを添えてみた。アーカイブはこちら↓


そして第2弾、11日の放送。オープニングは、今月7日に見たロックコンサートの余韻をトーク。誰のコンサートなのかは、こちらのblogに詳しく掲載。

これをお読み頂かなくても「ベンツ」「ドンペリ」「Money」で、あのアーティストだ!と解るだろうか?・・・匂わせトークになったかな(笑)ちなみに、アーティスト名を明かせない理由は提供番組だから。宣伝にならぬよう十分配慮する必要があるのだ。決められたルールの中で、最大限、自分の人生を盛り込めた放送回となった。

パラスポーツについては殆ど触れていない。去年の聖火ランナー特集でウィルチェア・ラグビーびいきである事をトークしているし、素人の私がパラについてあれこれ語るより、大日方さんのお言葉を直接感じ取って頂きたいと思った。代わりに2分間のスタジオ・トークには、区のお知らせをガッツリ詰め込んだ。

また、番組では敢えて意見しなかったが、2030年の冬季五輪大会招致については、他都市開催でも良いのではないかと、札幌出身の私は個人的に思っている。

とにかく、一貫して言いたかったのは「早くコロナが収束して、スポーツであれコンサートであれ、大声で声援を送りたい!」

この一心に尽きる。エンディングの叫びにリバーブ(エコー)を掛ければ良かったなぁ(悔笑)アーカイブはこちら↓


さて、昨夏の東京大会開催に向けてリニューアルされた国立代々木競技場。思い出いっぱいの第一体育館に突然ブルーシートが掛けられた日、1人で歩道橋の上から見守っていた。

完成したら、あのアーティストに連れて来て頂きたい!(コンサートに行きたいと言う意味)と密かに思っていたら、何と先に取材で入場してしまったー!競技場のスタッフさんと区の職員さんに「ふふふ♪アーティストさんより先に、前乗りしちゃいましたね〜!」って(汗)

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2019年4月。リニューアル工事中の国立代々木競技場・第一体育館。

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桜の美しい季節だった。

そして・・・

2021年12月7日。リニューアル後。

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本当は場内の写真もたくさん撮影したのだが、掲載許可を頂いていないので外観のみの投稿で。

取材当日、場内に一歩足を踏み入れた途端、あの日のコンサートの記憶が大量にあふれ蘇った。第一体育館は私にとって、まさにタイムカプセルだった。


では、恒例のスタジオ写真。

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新年1発目(1月4日)はテーラードジャケットで(笑)ウインド・スクリーンは、めでたい赤。

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2発目(1月11日)は、ちょっとラフなニット(本当は背中が可愛いw)。ウインドスクーンは白。紅白で。

いつもは番組中に撮影するのだが、ミキサー操作が慌ただしく、事故らないよう放送後に撮影。卓ミスもなく大役を終えて目尻が緩む(乱れ髪にシワが〜!苦笑)当日は雨だったので、前髪クルクル〜(泣)。そろそろ縮毛矯正の季節だわ。

新年早々ご試聴ありがとうございました。
また来週お会い出来れば嬉しいです!

「渋谷の星」パーソナリティ&ディレクター
 名倉一美(なぐら ひとみ)


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