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ARIAKE ARENA

2024年1月20日(土)曇のち雨・土砂降り

ずっと国立代々木競技場で演奏して欲しいと言い続けて来た。それは単に近所だから。もちろん代々木に馴染みもあるが、door to doorで30分以内と言う利便性は大きい。

有明アリーナは初だった。朝起きてから何度も電車を検索し、どのルートで行こうかと迷っていた。路線バスも便利だが、激混みとのSNSを見掛けた。豊洲回りで行こうか、それとも・・・

結局、混雑を回避して新宿から埼京線(りんかい線直通)で国際展示場まで行き、ゆりかもめに乗って新豊洲で降りる事にした。何度も乗り換えなくて済むが、自宅から悠に1時間超だ。

多くの人が新豊洲の1つ手前の駅「有明テニスの森」で降りたが、友人が「絶対降りちゃダメ!入場まで迂回路になるから新豊洲まで乗って」と。大正解!

徒歩約7分。有明アリーナが見えて来た。この東雲運河を左手に2km程行くと、右手に昔のバイト先がある。2018年夏頃まで新聞社の印刷工場で見学ガイドをしていた。10年ほど担当していただろうか。スタッフが様変わりし、何だか居られなくなってしまった。最後の業務が終わって社門を出る時、深々と一礼したのを覚えている。見送りは誰も居なかった。

有明アリーナ

16:10 到着。

入口に向かう前に訪ねたい場所があった。左に行くとサブアリーナ、右に行くとツアートラックの矢印。スーパーアリーナでは遠くからツアトラを見たので、近くから見てみよう。

ツアートラック

黒山の人だかりとは正にこの事。人と人の隙間から、人がトラック前でポーズを取らない瞬間をパチリ。撮影時間1秒で終了。

まだツアトラの展示がなかった頃(大学生の頃)、私は友人とトラックが会場に出入りするのを遠くから眺めていた。1度だけ池袋を走行するツアトラに遭遇し、手を振った事もある。振り返してくださったドライバーさん、まだいらっしゃるのかな。。。

次に、サブアリーナへ。

場所が解らないので入口前の矢印を確認。階段を降り、運河沿いを歩き、アリーナをぐるっと周ってレストラン脇からサブアリーナへ。グッズ売り場と同じスペースに目的のブースがあった。

令和6年能登半島地震の募金箱。コインは皆無ではなかろうか。お札ばかりだった。私も初めからそうしようと思っていたので募金。「ありがとうございます!」と、にっこり微笑んでカードを手渡してくださった女性スタッフさん。とても可愛らしかったなぁ。


16:30
入口に戻って入場。3階席だ。

チケット表
チケット裏

GATE14に進むと友人が手を振って待っていた。でも一緒に観る訳ではない。私はいつも1人。彼女には彼がいて、私とは別席である。しかも彼女と彼は今回、別々の席だ。本当は一緒に観たいだろうに。

彼女「何番?」
私   「67番」
彼女「それって、ド真ん中じゃない!?」
私   「そうなの!?」

GATE14を潜るとバルコニーがあった。2人でそこに立つと、真正面にステージが見えた。

私   「ステージが・・・近い・・・」
彼女「スーパーアリーナは遠いもんね」
私   「センターステージはもっと近い!」
彼女「すぐそこ、目の前よ」

有明アリーナは1万人超。さいたまスーパーアリーナは1万8,000人超だった。比べれば小さな箱に見える。

私   「有明!良いね!!」
彼女「遠いけど、良い?」
私   「代々木より良い!有明が良い!」
彼女「Shogoさん、きっと喜ぶよ」
私   「本当?代々木の方が良いなんて言ってごめんなさい!」

2人で笑った。

彼女「見て。真下。あなたの席よ」
私   「ド真ん中!真正面にShogoさん?」
彼女「そうよ!最高の席じゃん!!」

うわぁ!ご褒美だぁ。ファン歴41年目にして初の真正面。私の目線の一直線上にShogoさんのスタンドマイクがある。しかも後ろはバルコニーの壁。飛んだり跳ねたり両手を天井まで挙げても誰にも迷惑にならないなんて最高!!

すると隣で、1人の男性がステージをバックに自撮りしようと奮闘。透かさず「何してるんですか?」と声を掛けると、シャッターを切って欲しいとスマホを差し出された。「場内撮影禁止ですよ。開演前も終演後も」と告げると「え、そうなんですか」と走り去って行った。

バルコニーのせいか、ここで撮影しようとする人が続出。私達は場内スタッフさんにバトンタッチして席へ。しかし着席後も、あちらこちらに撮影者がいて、もうどうする事も出来なかった。ルールはちゃんと守ろうよね。

公式サイト無料配布画像


17:30 開演。

オープニングMOVIEが終わり「愛の世代の前に」スタート!喜んで立ち上がったら、私のブロックは誰も立たなかった。つまり私だけが立っていた。

(あれ?ここはロイヤルBOXなの!?)

右隣の4人組はビール片手に呑気にステージを眺めていた。左隣は辛うじて手拍子を。私は3列目だが、前2列も全員静かだった。摩訶不思議・・・

オーディエンスは十人十色。それぞれの楽しみ方があるとShogoさんがいつも仰る。だから気にしない。ライブは楽しんだ者勝ち!私はShogoさんの真正面で、ただ1人立ち上がって、踊りながら手拍子したり、拳を振り上げてハシャいでいたのだった。

と言うか、Shogoさんのライブを音無しく黙って観ていたら、逆にフラストレーション溜まらないのかしら?私ならば不完全燃焼になってしまう。20代の頃、たった1度だけ、周囲に遠慮して最後まで立たなかった事がある。あの時の苦しみと言ったらもう・・・(苦笑)

これから先、ファンも益々歳を重ねるので、今後は「立って応援S席」「座って安心応援S席」に分けてみる案はどうかしら?(笑)私はもちろん永遠に立って踊って応援する組!

そう言えば・・・

Wアンコールの「君が人生の時···」では、昔のライブ映像がスクリーンに映し出されていた。1988年8月20日、渚園(静岡県浜名湖半)で開催された野外コンサート「A PLACE IN THE SUN」。若かりしShogoさんがギターを抱え、縦横無尽にステージを走り回っていた。

あのコンサート・・・

私は行けなかった。東京にいたのに行けなかった。まだ学生で、お金もなくて、しかも大学寮は夏休みになると閉館し、実家に帰らなければならなかった。だから参加出来なかったのだ。

あのコンサートに参加されたオーディエンスは当時、誰と一緒だったのだろう?今も隣にいる人?それとも別れてしまった人?それとも永遠に会えなくなってしまった人・・・?きっと、この映像を観ながら感涙されたに違いない。いや、私は正直に悔しい。


Shogoさんを真正面に観ると、まるで自分の為だけに歌ってくださっているかのような錯覚に陥ってしまう。

ステージ上の巨大スクリーンの映像がスピーディーに流れ出すと、まるでジェットコースターに乗っているような気分になる。

溢れる眩しいライトに包まれると、まるで夢の世界に迷い込んだかのよう。

今夜の
このステージを
私は決して忘れない

この先
例えどんな事があっても
私はこの景色を決して忘れないわ

ありがとうShogoさん

素敵な夜を
最高のファイナルを
心からありがとうございました。

「Thank you for Everything. Shogo」


💫セットリスト

MAINSTAGE
1.愛の世代の前に
2.壁にむかって
3.HELLO ROCK & ROLL CITY
4.BIG BOY BLUES

(MC)

5.愛のかけひき

(MC)

6.もうひとつの土曜日
7.愛しい人へ
8.DANCE
9.東京
10.MONEY

(休憩)

CENTER STAGE
11.MAINSTREET
12.さよならスイートホーム
13.終りなき疾走

(MC)

14.青春の絆
15.19のままさ
16.ラストショー

(MC)

MAINSTAGE
17.ON THE ROAD
18.J.BOY
19.明日なき世代

(SPECIAL MC)

20.家路

(ENCORE)
21.SWEET LITTLE DARLING
22.THE LITTLE ROCKER'S MEDLEY
    今夜はごきげん
    HIGH SCHOOL ROCK & ROLL
    あばずれセブンティーン

(W-ENCORE)
23.君が人生の時···


次回もぜひここで!(笑)



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