FaDDってTRPGの体験卓がすごく楽しかったという話②

 どーも、黒単スーサイドです。
 さぁ、前回私達を襲ったドラゴンは一体どうなってしまったのか……。
 早速続きをどうぞ!

ドラゴンに追い討ちをかけた者......

 大きな痛手を被ったドラゴンに追い打ちをかけたのはなんと、鋼鉄でできた腕。
 そう、ここで新たな敵の登場。
 しかも世界観無視。
 いや、むしろドラゴンの方が世界観から乖離しているのでは?
 そもそもなんでお前(ロボット)出てきたん?
 様々な気持ちが心に湧きつつもセッションは進行していきます。
 ここでドラゴンはひとまず退場し、我々はロボットとの戦闘に入ります。
 ここで巨大化していた竜の様な生物に夢魔の援護かかけられロボットをなんとか退けることに成功。
 その後に待ち受けていたゾンビとの戦闘を切り抜けた我々は一度召喚師の元へ帰ることに。 

黒幕の影

 我々は帰投する際に気になる情報を拾ってしまいました
 発端は道中にいた女性とそれを取り囲む妖怪でした。(この際、妖怪がいることにはツッコミません)
 女性に危害を加えようとしていると思った我々英雄は彼女を救うべく、妖怪達に話しかけます。
 実際には妖怪達はまだ彼女に危害を加えていなかったのでまずは話し合う運びになりました。
 ここで話を聞いて唖然。
 どうやら彼らは召喚師に呼び出され「英雄を倒せ。」と言われたとのこと。
 しかし彼らは肝心の「英雄」が誰なのか分からなかったので手当たり次第に攻撃をしていたのだとか。
 私はここで「なるほど、敵対する召喚師をぶちのめしてシナリオ終了ってところか。」と思っていたのですが、そうではなかったようです。

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これより先シナリオの重大なネタバレがあります。
ネタバレ嫌な方はここで折り返して、遊んでから戻ってきてもらえると嬉しいです!

ここまで読んで興味を持ってくれた方へ
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 とりあえずこの場は戦闘ではなく会話だけでやり過ごし、女性に声をかけました。
 聞くところによるとどこかから逃げてきたとのこと。
 その過程でとある人物からメモを託されてきたのだというので見せてもらうとそこには私たちを召喚した人物の所属する組織の名が……。
 なんでも、英雄と同時に厄災となりうるものを異次元から召喚し、英雄を呼び出した功績を作り上げ地位の向上を狙っているようです。
 PL一同「なるほど、そうきたか!」と妙に納得していました。
 そうと分かれば話は早い。
 我々は「この次元を救うためにやって来た英雄」です。
 排除するべき悪が分かった今、やるべきことはただ一つのみ。
 みな意気揚々と召喚師の元へ向かいました。

いざ、ラストバトル

 召喚師の元へ戻るとなにやら重々しい雰囲気が辺りを支配している、なんてことはなく、召喚師が我々を出迎えました。
 帰投の報告もそこそこに我々は道中で見つけたメモを突き付け説明を要求。
 するとここはお決まりの展開で、「ばれてしまったからには…」と戦闘に突入。
 召喚師は異次元から召喚したゴブリンやゾンビを従え我々に襲いかかります。
 まぁゴブリンやゾンビ程度、英雄に比べれば有象無象もいいところ。
 邪魔にならない程度の数になったところで召喚師へ攻撃を集中させます。
 しかし、さすがはラスボスというところでしょうか。
 ドラゴンのようにはいきません。
 いのちの輝きの拘束、夢魔の補助、元人間の蓄積させてきたダメージと謎の生物による最大火力での一撃という連携で苦戦しながらもようやく召喚師を撃破。
 人類を救いエピローグを語ったところで体験卓終了となりました。

それぞれのエンディング

PCにはそれぞれ、世界を救済した報酬として願いをかなえる権利が与えられます。
 ある者は人々に愛されることを望み、またある者は失った記憶を取り戻すことを望んでこの戦いに身を投じます。
 例えば、「いのちの輝き」はこんな願いを持っていました。

 作られた生命でしかなかった私は人を愛した。
 だが、人々は私に愛されるにはあまりに脆かった。
 愛した人々を自らの手で滅ぼしてしまった世界で、唯一生きている私の望みはただ一つ。
 人々を蘇らせ、手を繋ぎたい。抱き合いたい。愛され、愛したい。

 たった一度の報酬としては願いの規模が大きいと思う方もいるかもしれないですが、そこは卓の参加者次第というところでしょうか。
 願いは聞き届けられ、「いのちの輝き」は人間の体を手に入れ元の世界で人々を導く王としてこれからの生活を送るとしてエンディングを締めくくりました。

 と、いう感じでFaDDの体験卓を遊んできました。
 私個人の印象としては「スキルゲー方向に進化したガープス或いはFATE CORE SYSTEM」という印象でした。
 「ちょっと変わったスキルゲーをしてみたい」という方や「世界観に縛られないキャラクター作成で思い切り遊びたい」という方におすすめです。
 こんなに作り込まれているのにお値段は1000円以下で、プレイヤー向けのルールブックは無料で公開されています。
 この自由さは癖になりますよ。

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