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成功体験1つ

これまでの一番大きい成功体験について綴る。

ベトナムでのインターン中、プレゼンで空気を変えたこと。

2018年の春。ベトナムでのインターンを経験した。期間は2週間で、新規顧客獲得するための施策を考えるものだった。そして、最終日に社長、役員の前でプレゼンをした。

そこで、殺伐とした空気を、次のチームも発表しやすい空気に変えられたこと。さらに、プレゼン内容も社長から褒められたことが一番の成功体験。

プレゼンの内容はこんな感じ。

・1チーム3〜4人で構成されていて、各チームが順に2週間の成果を発表していく。
・時間は10分。
・損益分岐点、見込み売上、効果測定の結果など、数字を用いた超ビジネスチックなプレゼンが求められる。
・1人ではなく、チームメンバー全員で話す。

自分らより先にプレゼンしたチームが、どこもボロボロに指摘され、空気は最悪。
昼休憩を挟み、ようやく出番が回ってきた。
緊張で食事が喉を通らなかった。

緊張のしすぎで、発表直前まで頭の中が真っ白だった。
チームメンバーからは、ちゃんと話せるのかと本当に心配されていた。

資料の内容が頭に入ってこない。
完全に思考停止状態。
台本もない。全てアドリブ。
焦り、不安、緊張がMAX。

ただ、1つの想いだけは特別高かった。

絶対この空間を自分に集中させてやる

見ている人の中には、2週間の怒涛の日々で疲れ切って寝てしまう人もいた。

また、午前に発表したチームはどこもボロボロに指摘されていた。

聞いてて寝れないほど熱量のあるプレゼンをしてやる。
午前のチームの分も頑張ってやる。
絶対この企画案を社長にGOと言わせてやる。

俺らの後に発表するチームが、全て採用されるくらいの波を起こしてやる。

そうして挑んだ最終プレゼン。
自分が話す番になった瞬間、口が動いた。

何かのスイッチが入った。

声、全身で熱量を表現しながら、内容は論理的で、合理的に。
かつ誰に伝えているのか、伝える相手を変えながら。
時には前列の人、時には社長、時には寝てたアイツに。

結果は、見事採用。

社長からも褒められた。
「メンバーそれぞれの個性がある熱量で良かった。
特にザキの2%のところ、あれ良かったね。小さい数字でも、表面上よりも大きな売り上げになりそうだなと思った。」

全てチームのプレゼンが終わった後、他のチームの友達からも感謝された。
「ザキのあの発表のおかげで、俺らめっっちゃ発表しやすかった。本当にありがとう。」「あの暗い空気を、ザキたち3人が変えてくれたおかげで、俺らも採用されたと思っている。」

めちゃくちゃ嬉しかったし、やりがいしかなかった。

切羽詰まって何も考えられなかったけど、乗り越えた先は五歩成長した自分がいた。

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