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しりとりエッセイ

中島らも氏の急逝から来月で20年が過ぎようとしている。熱狂的ファンとまでは言えないものの私にとって、らもさんは今でもリスペクトと憧れの対象だ。

「関西が誇るパンク系文化人」などと言われる中島らもさん。あまりご存知ない方は↓このあたりを、どぞ。

ところでここン十年、諸事情によりあらゆる本から遠ざかっていたのだが昨年くらいから読書への思いが微熱程度、再燃している。そこで、大昔に入手して一度は読んでいる本たちを、ダンボールや書庫から引っ張り出した。その中に「しりとりえっせい」を見つけ、ちょっと喜ぶ。

うわっははは、懐かしっ!

全105篇からなるエッセイの見出しを「一人しりとり」でつないでいるのだが、初出は「夕刊フジ」で1990年5月29日〜同年9月30日の期間に連載していたもの。その後、1990年12月に講談社が書籍化している。
「夕刊フジ」はその名の通り夕刊紙で、原則日曜日と祝日を除く毎日(!)発行される。超多忙だったであろう らもさん、毎日よく原稿落とさなかったなぁ。考えただけで冷や汗が出てしまう。

初めて読んだ時はめちゃめちゃ面白く、インスパイアされたのだが、今 読み直しても新たな発見があり、刺激をもらえて有難い。そんな感謝の気持ちをカタチにしたく、没後20年ということで勝手ながらオマージュを捧げさせてもらおう、と考えた。
なんてカッコつけてはいるが、まぁ、要するに真似してみたいだけなのである。

具体的な計画としては、らもさんの祥月命日(7月26日)から始めて煩悩の数「108篇」を不定期連載で書いていこうかと。。。
「不定期」という部分に弱気がにじみ出てしまっているが、私には文才がなく引き出しの数も少ないので。。。
あ、いや待てよ。108篇はハードルが高すぎるな。。。と、句点が多いのは迷いの現れ。。。
ええと、んー、没後20年だから「20篇」で行こう!
気が楽になったところで、新企画はじめます!

<つづく>




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