個人的に理想の学習サイクル
最近イラストやサムネ、Blenderを学んだ時にいいサイクルで学習できていたので、そのルールや習慣をまとめる記事。
基本ルール
- 期間を決めて取り組む内容は1つ
得られる効果は次の2つ。
集中力が続き、継続して続けやすくなる
インプットの時間を常に持とうと意識できる
個人的にマルチタスクが苦手なので、1つのことに集中していないと続かない。
また、休憩時間にも常にその分野のことを考える様になる。そうなると、inputの量や種類を多くすることができる。例えば、イラストを学んでいた時期は別の作業の休憩時間にTwitterに流れてくる絵師の色使いを注目して見たり、Pintarestでイラストをピン留めしまくっていた。音楽をしている時は特定のドラムの音などに注目してspotifyを聞くことができた。
- 知識は浅く広く
私は知識やソフトの使い方で、本当に必要なもの以外は無理に覚えようとしないというルールを持っている。
そのときに必要でない内容を覚えるデメリットは2種類ある。
重要でない要素を無駄に覚えてしまう
(初心者のうちは重要かそうでないかの判断が難しい)
使わないのですぐに忘れてしまう
他の知識を入れるリソースがなくなる
つまり、無理に覚えるより、広く浅く存在だけを軽く知っている方が広い領域をカバーできる。その上で、存在は知っているのだから、必要になれば調べられるので問題はない。
むしろ、必要になった時にこそ機能は学ぶべきだと思っている。その機能を使わないことでどのような問題があり、この機能をどう使うことでどんな効果が得られるかを理解しやすいからだ。
- 楽しむことを一番に考える
経験上、モチベーションとして良いのは楽しさ or 嫉妬である。例えば、友人のイラストがうますぎて自分も上手くなりたいとか、色塗りが楽しいとかである。
このモチベーションが維持できないと、学習意欲が削がれてしまう。したがって、極端な話、「重要だけど楽しくないもの、思い込められないもの」は初めのうちは飛ばしていいと思う。
逆に「これをうまくなりたい!」という思いが強いものがあれば、その分野にシフトチェンジしてもいいと思っている。
毎日やること
具体的にどんな流れで毎日を過ごしたのかの紹介をする。
1日の流れとしては、日中に別の作業をしながらインプット、深夜にアウトプットという流れで行ってきた。
- Input
空いた時間に勝手にやる。
チュートリアル系はYouTube、参考画像系ならPintarestがおすすめである。
この段階ではとりあえずいいと思ったものをピン留めしまくる。
(ちなみに私のPintarestは現在こんな感じ)
他にも分野ごとに専門のサイトやまとめるやすいアプリを使って工夫をすると良い。例えば、サムネを参考にしたい場合に私がやったことを紹介する。
SAMUNEなどの専門のサイトを探す
Chromeの拡張機能でサムネを一気にダウンロードする
カテゴリ分けをして分析
レイアウトごとにフォルダー分け
PicArrangeで色ごとソート
Figmaに貼り付けて配色をチェックしたり、メモを残したりする
- 1作品をOutput
結論、私がおすすめするのはアウトプット中心の学習方法である。
インプットしただけでは、綺麗さだったり、作り方しか学べない。極端に言えば、料理を食べても作れる訳ではない。
しかし、実際に手を動かすと、別のアプローチを試せたり、インプットの時には考えなかった疑問がたくさん生まれる。それを解決することでより深く知識やスキルを自分のものにできる。
そして、これを毎日1作品として続けることで、制作が習慣化し、日々の成長を感じられるようになる。
また、長すぎないことも重要だと思っている。
長いことのメリットは次のとおり。
トライアンドエラーが繰り返せない
モチベーションが維持できない
短期で一日1作品なら、「今日はこの技法を試してみよう」という挑戦回数を増やしやすく、失敗しても、切り替えて翌日に別のことをしやすくなる。
最後に、題材については、できるだけ自分で決めたものをやるべきだと思っている。その方が「自分が作りたい」という思いからモチベーションを高く保てる。逆に他人から与えられた課題だとその気持ちになりずらい。
- どこかに公開
目的としては次のものがある。
いいねなどの外部からのリアクションをもらい、モチベーションにする
作品のハードルを上げる
見返して成長を時間する
自分のローカルフォルダにあるだけだと、どうしても手を抜いてしまったり、作品を意識する回数が減ってしまう気がする。
私の場合は、良いと思った作品だけはTwitterでいいねをもらい、それ以外は他の人がおそらく見ていないPintarestに大体まとめている。
(Twitter、Pintarest)
やめたくなったらやめる
最後に、やめたくなったらやめてもいいという話をする。
これは、上で話した熱がある時にやるのが一番いいという理由の他にもメリットがあると思っている。それは、期間をおいたり、何回かやっているとなぜかできるようになっている現象である。
例えば、テスト勉強中はこんがらがっていたが、テスト一週間後に冷静に考えてみると全体像がめちゃくちゃわかりやすかったりすることがあると思う(ないか?)。
これは期間を置くことで、部分的に学んだ要素を広い視野で見ることができ、大きなネットワークを作れたことが原因だと考えている。
これは別の分野をやってみたり、うまくいかない機能があっても諦めて脳死で何回か使ったりと、適当に生きるだけで自動的に発生する。結構この効果は大事だと思っているので、熱が冷めたタイミングで勢いよく別の分野に行くことを私はポジティブに捉えている。
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