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10月14日(金)FXデイトレード売買方針

【 マーケット概況 】英国サプライズと米9月CPI
 欧州時間で「英当局者らはトラス首相の減税計画を方向転換する作業を進めている」との一部報道が伝わると、英財政悪化への懸念が和らぎ、混乱状態にある英国債相場が大幅に反発(金利は低下)。英10年債利回りは一時4.039%前後、英30年債利回りは4.362%前後まで大幅低下した。為替市場ではこれを好感する格好でポンド買い戻しが強まりました。ポンドドルの上昇をきっかけにユーロ買い・ドル売りが先行しましたが、注目の9月米消費者物価指数(CPI)が総合/コアともに予想を上回ったことが伝わると、米連邦準備理事会(FRB)の大幅利上げが続くとの見方が強まり、米長期金利の上昇とともドル円買いが活発化。上値の目処として意識されていた1998年8月の高値147.66円を上抜けて一時147.67円と90年8月以来の高値を付けると、政府・日銀による円買い介入への警戒感が高まり一気に下落。しかし、146.50から反転し、株式相場の持ち直しもあって147のミドルまで買われました。 
 欧州株式市場はロンドン・フランクフルトは短期的な買いも入り共に反発。米国株式市場は9月米CPIが予想を上回ったことで、FRBが積極的な金融引き締めを続けるとの見方が強まると売りが先行、短期筋のショートカバーをきっかけに買いが強まると上げに転じ急上昇。ダウ・ナスダック共に大幅反発。
 米国債券相場は、FRBが積極的な金融引き締めを続けるとの見方が強まると債券売りが広がり利回りは一時4.0754%前後と2008年10月以来14年ぶりの高水準を付けました。
 原油先物は金利先高観の強まりを嫌気して米株が下げると、リスク資産でもある原油にも売りが強まりましたが、米株主要指数が切り返すと原油も値を上げ反発。金先物は米金利上昇とドル買いにより売りが強まり、後半はドル売りによる買いも入り小幅な続落。


【 主な経済指標 】

本日の主な経済指標・イベント・要人発言

日曜日、中国において共産党大会が行われます。習近平続投が最終決定されることになり、習近平の国家主席核心化復興が強まると思われます。


【昨日の結果と本日のデイトレ売買方針 】

 ユーロスイスはリミットを引き上げて利確+136.5pipsでした。ファンダメンタルズの沿ったヘッジとなり理想的なトレードとなりました。反して、ドル円の売りは含み損ホールド中。しかもポジションを追加しています。含み損が大きくなっているため、148のミドルで線引きする予定。

通貨別デイトレンドと売買方針

 今日の注文はポンドの動向もあり、更には金曜日という事もあって様子見です。昨日の一部報道で買戻しもありましたが、4Qでは景気後退は確実視されていて、昨日の強いポンド買いを受け、一旦は調整売りが出てくると思います。
 気になるドル円については政府日銀の動きは予想もつきませんが、通貨介入の可能性はまだあり警戒。15時以降18時が要注意だと思います。一気にドル売りを仕掛けたところで値は付きませんからじんわりとドル売りをかけ、欧州勢を巻き込みながら本格介入してくるものと考えています。昨日のドル買いもあって、今日は調整局面に入りやすいので、もしかすると介入は週明けになるかもしれません。いずれにしても、介入するならどこまでドルを売るのか正念場となります。
 日米金融政策の乖離と日銀の通貨介入は全く混じり合うことはなく、通貨介入は来年のFOMCで金利を下げるまでの時間稼ぎでしかありません。

【ドル円】・・・・・・重い

【ドル円時間足】Fibo-Pivot・ストキャスティクス・マックD・RCI

ナンピン状態が分かると思います。正直、スワップだけでも重いのですがさらにナンピンしている理由は「日銀の介入」だけです。
コンセンサスに反しているので、気持ちが悪い。マイケル・バーリに比べたら屁でもないのでしょうがw


では
今日も負けないトレードを!



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