見出し画像

10月19日(水)FXデイトレード売買方針

【 マーケット概況 】
 この日も英政府債務の拡大を抑制する方向への政策転換を好感するポンド買いが続きました。英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙が「英中銀(BOE)は量的引き締め(QT)の開始時期を再延期する」と報じたことも相場を下支え。その後、BOEの広報担当者が「FTの報道は不正確」と指摘されるとポンド売りが強まりました。市場では「英財政への懸念が薄らぐ一方、BOEの金融政策運営やトラス英首相の政権担当能力など、先行き不透明感が増している」との声も。ポンドの売りの一巡後、欧米株価の上昇を背景にリスク・オンのユーロ買い・ドル売りに。米10年債利回りが4.06%台まで上昇したことで買い一巡後は上値を切り下げる展開。気になるドル円は、欧州勢参入後に円売り・ドル買いが強まると一時149.29円まで値を上げたものの、政府・日銀による円買い介入への警戒感が強まると一転下落、高値更新から約1分で148.19円の本日安値まで売り込まれました。しかし、FRBの大幅利上げが続くとの見方が強まる中、押し目買い意欲は強く149円台まで持ち直し。NY時間に入ると、一時149.38円と1990年8月以来32年ぶりの高値を更新しました。
 欧州株式市場は、前日の米国株の急伸や本日のアジア株高の流れを引き継いで買いが先行し、英紙フィナンシャル・タイムズが「英中銀は10月31日まで延期している量的引き締めを再延期する」と報じたことも好材料視され、ロンドン・フランクフルト共に続伸。米国株式市場は、トラス英政権の減税政策を巡る混乱が収束するとの期待から買いが入ったほかゴールドマン・サックスなどの好決算を手掛かりに買いが先行、ダウ・ナスダック共に続伸。
 原油先物は、世界最大の石油輸入国である中国の需要減懸念が高まり、売りが優勢となり続落。金先物はFRBによる積極的な金融引き締めが当面続くとの期待が根強いなか、金利を生まない金相場が総じて上値の重い展開となり反落。


【 主な経済指標 】

本日の主な経済指標・イベント・要人発言

 18日発表予定だった、中国の7-9月期国内総生産(GDP)、9月小売売上高と鉱工業生産が延期されました。共産党大会上、都合が悪かったのでしょうか・・・・・

 BOE要人発言には引き続き注意。


【昨日の結果と本日のデイトレ売買方針 】

 昨日のユーロドル0.9865売り注文は約定しましたが、ボラの低さからホールドすることにしました。ドル買い目線は変わりません。

通貨別デイトレンドと売買方針

 本日もドル買い目線は変わらず。

 カナダドルは原油価格の米国とOPECの対立は足元の原油価格を抑えていく結果になるのでしょうが、長期目線では原油高だと思っているので不安定な動きかなと。

 ポンドもどこまで買い戻されるのか、トラス新政権への先行き不透明感もあって、ポンドも買えず。

 オージーは2日間強いもののテクニカルでは頭を抑えられている感じ。
【オージードル】先月の安値ゾーンが意識されるか・・・

【オージードル日足】一目均衡表・21EMA(黄色)

ダウントレンド継続中で高いところから売るのが妥当。

【オージードル時間足】Fibo-Pivot・ストキャスティクス・マックD・RCI
MAは時間足ベース

 仮にエントリーを考えましたが、面白みがなく発注していません。ストップ幅が25pips越えてしまうと、この値動きから見ても魅力的ではなく、経済指標も注目するものは出尽くしているので期待感薄いまま。参考にしてください。

 ドル円ですが、新たに売りポジションを構築するよりも、介入したら145円台からの買いを入れる方が得策だと思います。介入が入ったら一時的に140円前半まで下がると思いますので、そこから落ち着いてきたら145円まで回復したら買いを入れてみる感じ。正直、経験値からなのですが、今回の介入は小幅なスティルス介入を繰り返すだけで終わるかもしれません。介入すべきなら断固として実行しなくてはいけません。政治的な含みが多い介入ですが、どうもアメリカ側の発言もあって今一度介入に踏み切れない政府日銀は口先だけに見えます。介入期待のポジションより介入後のポジションを考えて、ドル円の買いとなるわけですが、取引口座によって介入時にスプレッドが大きく広がる場合もありますからストップ狩りに要注意です。節目の時間帯15時17時には注文せず、デイというよりはスキャルで買いを回すイメージでしょうか。

 ユーロスイスはテクニカルで気になるところも。
【ユーロスイス】

【ユーロスイス日足】一目均衡表・21EMA(黄色)

一目均衡表の雲を抜けるかどうかの場面です。21EMAも上向きが強い。

【ユーロスイス日足】GMMA・21EMA(黄色)

GMMAでは気になるねじれが始まろうとしています。印象としてはトレンドロスに入る可能性が高そうに見えます。SNBの目標がどこのラインなのか不明ですが、これ以上にスイスフランが高くなるのは国益とならないという意思表示が強いです。介入は2番底もしくは今月の安値かと思っています。

【ユーロスイス時間足】Fibo-Pivot・ストキャスティクス・マックD・RCI
MAは日足ベースの5SMAと21EMA

参考までにもしデイトレをするのであれば、押しを買う目線でしょうか。Fibo-PivotでのS5まで押すか難しいところでもありますが、Fibo-Pivotは収縮していますので、そこまで押すことも可能ではないでしょうか。


【所感・・・・知らんけど】
 昨日の欧州時間の初動。ドル円に介入かと思われましたが、動きは1円。私も何事かといろいろ考えましたが、個人的には日銀のレートチェックが入り、インターバンクが反応した、と思っていました。が、どうやらヘッドラインでアルゴが反応した模様です。米短期筋の仕掛けという話も出ていましたが、ヘッドラインは「BOJ、FSA hold 17th cooperation on financial stability meeting」が時間的に一致します。どのワードに反応したのか疑問ではあります。日本と海外での日銀の捉え方に乖離があるんでしょうね。いずれにしても神経質な相場は続きます。


では
今日も負けないトレードを!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?