10月28日(金)FXデイトレード売買方針
【 マーケット概況 】
欧州中央銀行(ECB)はこの日開いた理事会で、市場予想通り政策金利を0.75%引き上げることを決めたと発表。声明では「インフレ率がタイムリーに2%に回帰するよう、追加の利上げを想定する」と表明。また、ラガルドECB総裁は理事会後の会見で「インフレ見通しに対するリスクは主に上方」「経済見通しのリスクは明らかに下方向」「今会合では意図的に量的引き締め(QT)について議論しなかった」などと述べました。市場ではECBの決定が想定よりもハト派的な内容だったと受け止められ、ユーロ圏国債利回りの低下とともに全般ユーロ売りに傾きました。米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを減速するとの観測が高まる中、米10年債利回りは3.89%台まで低下、ドル売りが優勢となる場面もあり、ドル円は乱高下しながら小幅続落。ユーロドルはパリティを挟み反落。ユーロ円反落。ポンドドルは小幅反落。ドルスイスは小幅反発。
欧州株式市場、ロンドンはスナク新政権発足に伴い財政運営の安定を期待した買いが入るも限定的でしたが続伸しています。フランクフルトはECB前に調整売りが入りましたが、ECB後は買いが優勢、続伸。米国株式市場はダウは好決算銘柄に買いが集まり続伸。ナスダックは主力ハイテク株に売りが継続し続落。
原油先物は、エネルギー需要の先行きに楽観的な見方を背景に買いが継続し続伸。金先物は、ECB政策イベントを受けてドル高・ユーロ安が進み、ドル建ての金は割高感から売りが優勢となり反落。
【 主な経済指標 】
日銀政策金利発表と黒田総裁の記者会見があります。
【昨日の結果と本日のデイトレ売買方針 】
昨日は欧州時間に入りユーロドルが約定しましたが、ECB前に手仕舞い。+10.1pipsでした。
今日は黒田さんの漢気から円を売ります。ドル円・ポンド円・カナダ円で買い。ECBを受けてユーロが弱く見られていますのでユーロドルとユーロポンド売り。スイスは指標待ちなので除外。ここから絞って、ドル円の押目買い・ユーロポンドの戻り売りとします。
【ドル円】テクニカルが参考にならない
行き過ぎた円安を食い止めるべく介入を実施した当局ですが、おそらく緩慢な円安は認めていると思います。実需系企業の安定が必要と判断しているのでしょう。そこで今日の日銀政策金利と黒田総裁の記者会見は従来通りというのがマーケットの見方。となると、日米金融政策の乖離からドルが買われやすいのは間違いないので、ドル円の買い。エントリーはレベル感で145円の前半からという印象ですが、深すぎる押しは無いような気がしますので、ミドルからの買いとしました。
【ユーロポンド】マーケットはどこまでポンドに期待するか・・・
スナク指名からポンドは買われていますが、どこまで買われるのかが肝。政策は未発表のままですし、スナク氏への期待感でしかない印象です。一目でも雲の中。一目の下限は0.85のミドルなのでそこまで下落するかは疑問ではあります。しかし、上値を切り下げているのは確か。21EMAも下向きなので戻り売りとしました。
エントリーポイントは昨日の値動きの半値付近で2日前の安値付近から。ストップは昨日の東京時間安値と月曜日の安値付近。リミットは17日の安値付近を目安にFibo-PivotのS3ちょい上としました。
今日は日銀含めて経済指標が目白押し。ドル基準で考えた方が察知しやすいような気がします。米長期債利回りを横目にヘッドラインにも注目しましょう。
では今日も負けないトレードを!
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