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6月13日(月)FXトレード売買方針

【マーケット概況】
 先週金曜日、欧州ではECBの金融政策正常化に伴うユーロ圏の経済鈍化が懸念されユーロ売りが強まりました。NYに入り米CPIの結果が予想を上回り、約40年ぶりの伸びとなったことで米長期金利上昇、ドル買いに流れとなりました。欧州株式の軟調もリスクオフのユーロ売りドル買い要因となりました。ドル円は6日続伸。
 ロンドン株式市場、フランクフルト株式市場はECBの金融正常化による景気減速を懸念され売りが広がり続落。米株式市場ではインフレ高進と景気減速が懸念され売りが広がり、ダウ・ナスダックともに続落。
 原油先物は景気減速による需要鈍化が懸念され、売りが強まり続落。金先物は米株式市場の大きな下落から、米長期債利回りが高進しつつ、安全資産として買われ反発しました。

【 主な経済指標 】

本日の経済指標と要人発言

先週の本邦3者会合を受けて本邦勢の動きがあるのか注意しています。本邦高官発言には警戒しましょう。


【昨日の結果と本日の売買方針 】

6月通貨別PL一覧

金曜日はユーロドル戻り売り、ドル円押目買い、ドルスイス押し目買いを発注し、ドル円約定するもストップ、ドルスイスは指標発表前に手仕舞い。ユーロドルは19時には注文取り消しています。結果はドル円-26pips、ドルスイスは+48pipsとなり収支は+22pipsでした。

通貨別トレンドと本日の売買方針

 本日はドル買いで組み立てますが、英国経済指標が多いのでポンドは様子見とします。またオーストラリア休場も考慮していますが休場の影響は少ないと考えました。
 月曜日ということもあり、さらに明日からのFOMCを控えておりますので方向感がつかめない相場になるような気がします。よって通貨別トレンドから見て、ドル円の買いは間違いないのですが、当然、買いが集中するとショートカバーも考慮しないといけませんので注意が必要です。


 ドル円の指値売りを保険として別口座(長期用口座)で発注しました。

理由としては次の通りです。

 警戒材料としては、先週の三者会合。主要各国との調整するとかしないとか。本邦としては協調介入したいところなのでしょうが、プラザ合意以降の単独介入はスイス以外は許されないことになっています。大災害以外は協調介入はしないのが原則。今回の行き過ぎた円安は本邦金融政策の失敗からなので、米国は協調介入に賛同するはずがありません。では「悪い円安」を是正するためにどうするか?通貨では手っ取り早い日銀による「単独介入」しかありません。これを行うとアメリカから大きな非難を浴びることになり、国益を損ないます。しかしながら、現状でも国益を損なうので、どっちを選ぶかであれば「悪い円安」を是正する特効薬を選ぶかもしれません。
 正直な話、常識で考えると経済対策の失策を責任転嫁すれば良いのですが、政権与党の参議院選を目の前にして、非常識な手段に訴える可能性がわずかながらあります。13:45現在、ドル円は節目の135.15円をブレイクしており、ここから円安が更に進むと思われます。
 これらを受けて、今日の東京株式市場が終えてから、もしかして単独介入のニュースが入るかもしれません。無いとは思いますが、先週の鈴木財務相の発言はそれを示唆していますので、アホな政治家が主導するならば、少なからず可能性があると考えました。よって、介入した場合のポジションを注文した次第です。

これって噂で買う(注文)ということで、大きな目で見てくださいね。


では今日も負けないトレードを!


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