ラジオの時間が帰ってきた
病室にテレビがある。有料なのだ。1,000円のカードで16.7時間見ることができる。1分=1円という設定のようだ。これで60分のドラマを見たら60円ということになる、CMの時間も含めて。
サブスク(定額サービス)によって、見放題、聞き放題が普通の時代にCM時間も含めて時間課金というのは釈然としないが、テレビの設置料が必要なので仕方ないでしょう。
そんなわけでテレビはあんまり見らず、ネット配信の利用が多くなる。
お気に入りなのがラジオだ。映画やドラマも見るけど結構疲れる。iPadにイヤホンだと姿勢が固定されてしまう。ただでさえ運動不足なのに。
その点、ラジオはいい。体操しながら聞いたりできる。病人にはラジオが一番のお友達だ。お気に入りの音楽が流れたりすると気分がよくなって、病気のこともしばし忘れられる。
昨日のラジオで、デヴィッド・バーンの話が出た。昔よく聞いていたけど、最近ご無沙汰していた。ジョナサン・デミ(羊たちの沈黙)が監督したライブ映画「ストップ・メイキング・センス」が最高に好き。今回はスパイク・リー(ブラック・クランズマン)とコラボした映画が公開されるとのこと。予告を見ると、とてもシンプルな舞台を背景にエキサイティングなパフォーマンスが期待できそうだ。「ストップ・メイキング・センス」はラジカセ1個から始まって、演奏しながら舞台が組み上がっていく構成が楽しかった。
中学・高校時代はみんなラジオ好きだった。FM雑誌片手にエアチェック(番組録音)しまくっていた。そんな時代を懐かしんでいたら会社から連絡が。
「今度社内ラジオ(配信)を始めたので聞いてください」とある。
企業内でラジオ番組を作るのが流行っているらしい。このnoteもそうだけど、自分たちのメディアを作れる楽しい時代だ。これも期待できそう。
今回の蛇足
「ストップ・メイキング・センス」のタイトルは特徴的な手描き文字が使われている。どっかで見たような筆致だと思ったら、パブロ・フェロの制作だった。キューブリックの最高傑作(私見)「博士の異常な愛情」のタイトルがパブロ・フェロのデザイン。それへのオマージュだ。パブロ・フェロファンとしてうれしい。
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