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スノウボールアースをロボット物だからって忌避してる人、マジでもったいない。アニメ化してからじゃ、遅いぜ(ネタバレあり)

宇宙怪獣、怖すぎ。

スノウボールアース、今日読みました。兄が買ったものがずっと僕の部屋に置いてあったのですが、長い間、読む気にならなかったのは何でですか?(自問) それはきっと、帯に書いてある庵野の言葉が信用できなかったからでしょう。

スノウボールアース1巻の帯

いや、巨大ロボットが1話で退場するんですが・・・現在五巻まで出てますが、今後ロボットよりもデカい怪獣しか出てこない気がするのですが・・・
物語はなんか一瞬で氷河期を迎える羽目になっちゃった地球に宇宙帰りの主人公・鉄男が絶望するところから始まります。鉄男は救世主として一生懸命宇宙怪獣と戦って帰ってきたのに・・・どうしてそんな酷いことが思いつくんだ。衝撃で最高な展開です。もう面白い。ていうか、ロボットの最終形態(一番カッコいい)が一番最初に出てくる漫画って、すごくね?マジでびっくりしました。でも、それも納得。その後の地球では、主人公含めた人間に大きな絶望があることが知らされる。
地球に氷河期が訪れた世界。ゲームで言うとフロストパンクみたいですね。やったことある方は分かるかもしれませんが、本当に絶望的な世界観です。それだけでも十分生き延びるのが大変なのに、更にでっけえ怪獣までいる。もう、おしまいです・・・とは、ならない。人間はいつだって、諦めずに生きる術を探す。作中の人間は本当に強かで、討伐した宇宙怪獣を余すことなく活用しています。脂は着火剤にしたり、毛皮はなめして服にしたり、防寒材にしたり、もちろん肉は美味しく食べたり。御馳走として缶詰なんかが出てくるのも、いい。まだ地球が滅んで間もないというのが良く分かるし、その世界観を成り立たせてる一体の宇宙怪獣が二巻で出てくるシーンは、マジで怖かった。でもその直後にカワイイお姉さんのちく〇が見えるサービスシーンが来たのですぐ忘れちゃいましたけど。
スノウボールアースで今のところ一番好きなのは、人間の大地と名付けられた(自分で名付けてた)ひよこみたいな怪獣です。
人間って、オモシレーwっていう敵側なのに人間側についてるカワイイやつで、そんな奴を人間は暖房代わりにして生活しています。いや、仕方ない理由があるんですけどね。こいつが暖房になってくれなきゃ、寒いし。
でも、どうしてこいつが人間側についてるのか?それはもうもちろん、人間って、オモシレーwとなるきっかけの人間がいたからに決まってます。それが、今作ヒロインの女の子(だと思ってる)乃木ちゃんです。乃木ちゃんとひよこは、共存関係にあるらしい。人間は怪獣の力を利用出来て、怪獣は人間の脳を使える?みたいな?3巻あたりに書いてあった気がしますが、忘れちゃいました。でも、大切なのは人間が怪獣を使役できる点です。
 いやー、これがまた物語を面白くする。ただ無力な人間がでっかくて怖い怪獣に立ち向かうだけじゃない、人間が怪獣を使って怪獣をやっつけるアツい展開。え、ロボットは?一応、五巻まで動いてます。でも、未だ他のロボットは出てきてません。今後、新しいロボットは出てくるのでしょうか。今後、ロボット×怪獣の戦闘より怪獣×怪獣がメインになっちゃうかもしれません。

スノウボールアース5巻の表紙

中島かずき氏も言っています。これはもう、ただのロボットマンガじゃない、と。そりゃ五巻まで読んでる人ならもう当然分かってるでしょう。
いや、どちらかというと怪獣モノじゃね?みたいに思ってる人も少なくないと思います。でも、売る側はきっとあくまでこれはロボットマンガだと思ってるのでしょう。でも、五巻まで読んだ感想をひとつだけ言わせてもらうとするなら。

スノウボールアース、あんまりロボットモノ感しないぜ。

ロボットを毛嫌いしてる人は今すぐ読んだ方がいい!
正直、そろそろアニメ化してもおかしくないからね!


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