【犬山】ホテルインディゴ犬山有楽苑 宿泊記
現存天守は全国に12ありますが、そのうち国宝5城に数えられる名城が犬山城です。
その麓には犬山城ほどの知名度はないものの同じく国宝の茶室如庵を有する日本庭園「有楽苑」があります。
この歴史と風格が漂う有楽苑の傍らに2022年3月開業したのがホテルインディゴ犬山有楽苑。
もともと当地には"名鉄犬山ホテル"という名門ホテルが営業していましたが、コロナ禍前の2019年に閉業。その後を継ぐ形でインディゴは新規オープンしました。
この経緯からも分かる通り、この由緒正しき犬山の一等地は名鉄グループにより管理されており、ホテルの運営にこそタッチはしていませんが、今もホテルの設置者として、有楽苑の管理者として名鉄グループが携わっています。
ホテルインディゴ犬山有楽苑
インターコンチネンタルホテルグループ(IHG)が展開する"インディゴ"というブランドは、その土地の個性を最大限に反映したユニークなコンセプトを売りにしています。
マリオットならラグジュアリーコレクション、ハイアットならセントリックなどに近しい位置付けかな?
インディゴブランドは近年国内で急拡大しており、箱根を皮切りに軽井沢、渋谷など日本の文化が色濃いエリアで独自性のあるホテルを続々開業させています。
ホテルインディゴ犬山有楽苑は名前の通り、有楽苑(ちなみに"うらくえん"と読みます)と敷地内で同居しており、犬山城や木曽川といった当エリアのカルチャーを存分に反映したホテルです。
チェックイン
今回は東京から車ではるばるやって来ました。
4時間強でホテルに到着。
一休.comから予約したところ以下のダイヤモンド会員特典が適用されていました。
ホテルクレジット3,000円分
レイトチェックアウト11:00→12:00
ちょうどチェックインタイムの15時頃に到着したこともあって少しロビーで待ちましたがホテル内のおしゃれなインテリアを見ていれば飽きません。
ビュープレミアムルーム(茶室ビュー)
チェックイン手続き完了。
今回アサインされたお部屋は有楽苑の有する国宝茶室"如庵"を望めるビュープレミアムというお部屋。
並のホテルとは一味違う個性が溢れる室内。
アートに造詣が深い妻にも劇刺さりだったたようです。(私は全く詳しくないですが一般人の感性からしてもおしゃれですよね)
お部屋は35平米と広い訳ではありませんが、バスタブがないことでかえってベッドルームの窮屈さを感じさせない造り。
何よりこのホテルには温泉大浴場「白帝の湯」があるので標準客室にはバスタブを置く必要が無いんです。(後ほど紹介)
ちなみに茶室ビューは正直あまり大したことありません。ただの木々ビューに等しいです。
眺めに拘るなら犬山城ビューもしくは木曽川ビューのお部屋が良さそう。
ダイニング
このホテルで唯一のダイニングが"INDIGO HOME KITCHEN YAMATERAS"(車山照)
夕食はここで取ろうと思っていたのですが、なんと予約で満席…利用を検討する場合は予め空席を確認しておくのが良さそうです。
とはいえ朝食もこちらで頂くので、私たちは潔くインルームダイニングに切り替えました。
温泉 白帝の湯
先程少し触れた通り、このホテルには立派な温泉があります。その名も"白帝の湯"。(犬山城の別名が白帝城)
写真にはありませんが、サウナ&水風呂も完備しています。こんなに立派な温泉が用意されていればお部屋にバスタブが無くても気になりませんね。
夕食
さて、本日の夕食はインルームダイニングにて頂きます。バラエティはそこまでない印象ですが、小洒落たメニューが多数。
写真で見るよりもポーションは大きめで満足度は高いです。これでサービス料込み1万円強。
バー
夕食後はTHE BAR YOYAMA(夜車山)へ。
犬山祭の車山や国宝如庵の暦張りをモチーフとした見た目に華やかなバーです。
朝食
さて、翌日。昨晩はお食事が叶わなかったYAMATERAS(車山照)にて朝食を頂きます。
朝食はアメリカンと和朝食の2択からチョイスします。妻はアメリカン、私は和朝食を選びました。
上記の他、ペストリーやサラダ、フルーツなどビュッフェも揃っており充実した朝食ラインナップです。
チェックアウト
通常チェックアウトは11:00でしたが、一休ダイヤモンド会員の特典で12:00までのんびりできます。
朝食後は再び温泉に入ったり、ベッドでゴロゴロしながらギリギリまで特典の恩恵に与ります。
温泉は11:00までの営業なので同じくレイトチェック特典を利用できる方は要注意です。
お部屋、食事、景色、温泉、全てをしっかりと満喫してホテルインディゴ犬山有楽苑をチェックアウトしました。
犬山城と有楽苑
宿泊記なので…犬山城と有楽苑をおまけのような扱いで紹介するのは失礼千万かとは思いますが…最後に少しだけ。
犬山城はそこまで大きな天守ではないものの、最上階までは結構急な階段を登っていくことになります。間違いなく外見から想像している以上です。
ただ、やはり現存天守の歴史を感じさせる佇まいは格別で入城して損はなかったですね。
お城あるあるの城内展示で歴史について勉強しながら
また、最上階からのビューは最高です。
有楽苑はホテルインディゴ宿泊者であれば無料で入園できます。中は日本庭園と如庵を含むいくつかの茶室から成ります。茶室如庵は素朴な造り。
ちなみにこの如庵を創建したのが、有楽苑の名前の由来でもある織田有楽斎。織田信長の実弟だそうです。
犬山市、通り過ぎることこそあれどしっかりと宿泊、観光したのは初めてでした。週末トラベルにはちょうど良い城下町。
皆さんも訪れてみてはいかがでしょうか。
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