正反対の2人。
初めまして。
コロナでイベントが次々潰れるこの時期。誰もがオタクのモチベがなくなり、SNSでは不満の声を毎日見かける
だがそれでいいのか。
そのままではいざ会えるとなった時心から楽しもうと思えるのか。
そう思い私はこの記事を書いている。
これを機に定期的に書いていくつもりなので良かったらたまに寄って一オタクの戯言を見ていってもらいたい
では記念すべき第一回。
何について書こうか。
SNSであれほど推しメンへの愛を叫んでいるのに、いざ文字にしようとすると難しいな。
僕の推しメンは大園桃子。
推すと決めたのは忘れもしない2016年8月27日
たまたま開いたSHOWROOMの3期生オーディション。
エントリー No.3。
時折見せる眩しい笑顔。
心地よい鹿児島弁。
一目で心を奪われてしまった。
彼女は人懐っこい。
加入当初から佐藤楓、梅澤美波と打ち解け、初選抜初センターを務めた逃げ水期間には、ポジションが隣の白石麻衣、後輩はおろか同期とも絡みを見ない斎藤飛鳥を瞬く間に攻略。
現在はれんたま推しと豪語している。
(自分は単推しのオタクしか信じないのにまったく。。)
桃子さんには心の許せるメンバーが数多い。
でも僕は一人、桃子さんと仲がいいかというのは置いといて、注目しておいてほしい人がいる。
久保史緒里。
今回は、大園桃子と久保史緒里の関係性について話していきたいと思う。
三番目の風では桃子さんと共にフロントに抜擢
3期生では群を抜いて歌唱力が高く、生田絵梨花や桜井玲香などと共に乃木坂の歌唱メンに数えられる。
2年前の休業を乗り越え、25thシングル「しあわせの保護色」カップリング「毎日がbrand new day」では初の単独センターも務めるなど完全に乃木坂の主要メンバーの一人となっている。
そんな彼女は子供の頃からアイドルに憧れを抱く。
誕生日プレゼントには年頃の女の子が好きそうなぬいぐるみや玩具には目もくれずスタンドマイクを懇願するほど。
子供の頃から夢見たアイドル、ましては日本一とも言われる乃木坂46に加入した彼女。
それだからか、自分に厳しい。
「乃木坂が自分の居場所」と言ってしまったなら、
それは甘えになってしまう。
居場所にしてしまったら、「乃木坂のために何ができますか?」と聞かれた時、答えられない自分の弱さが浮き彫りになってしまうのが怖い。 (blt.graph vol.53)
恐ろしいほど自分に厳しい。
子供の頃から憧れていたアイドルの理想像に限りなく近づくべく少しの妥協も許さない。
だから、ファンも多いのだと思う。
それに対して、大園桃子。
アイドルって自分の中にキラキラした理想像のようなものがあって、それに近づく事だと思うんです。
桃子には理想像がないから。
桃子は乃木坂46で一番一般人に近いと思うんです。
(top yell 2018年1月号)
そう。桃子さんには理想像がない。
彼女には「乃木坂でこれを頑張りたい!」というものがない。
ライブで踊るのは楽しいし、難しいフリをできるようになったときは嬉しい。
同期や先輩後輩と毎日楽しく過ごしている。
それでも彼女は、乃木坂での目標を口にしない。
なぜなら、ないからだ。
掲げる理想像に近づこうとする久保史緒里
掲げる理想像がそもそも存在しない大園桃子
綺麗なほど正反対。
ここで僕が衝撃を受けたインタビューを紹介したい
(人の話を聞いて、相手のことを考えて行動するっていうのは誰にでもできることではないけれど、乃木坂にいると当たり前のことだったりするんですよね。
これは、graduation高校卒業2020の雑誌でインタビュアーから「どんな大人に憧れ、どんな大人になりたいか」という問いかけに対し、乃木坂で活動するうちに分かってきた「キラキラしたもの」の解釈。
この「キラキラしたもの」を受け継いでいきたいと思っている史緒里さん。
この後、衝撃的な一言を目にした。
それこそ、桃子に出会って、私は生き方が変わったと言っても過言ではないくらいです。あんなに純粋な人と出会ったのは生まれて初めてでした。"人に優しくする"ということを、意識してするんじゃなくて、当たり前のこととしてできてしまう子なんですよね。そんな子に初めて出会って、自分の生き方が本当に変わりました。
こんなことがあるだろうか。
アイドルに対して全く正反対なのに。
大園桃子は純粋だ。
何事にも正直で、キャラを作らない。
常にありのままの自分であり続ける。
それ故に苦しむこともある。
アイドルとしてステージに立ったりどの番組に出ても、素の自分でいちゃうから、それが否定された時、素の自分を否定されてるわけだから、自分がいけないんだ、と思ってしまう。
(ドキュメンタリー『いつのまにか、ここにいる』より)
それでも、桃子さんはキャラを作らない。
作れない、と言った方が正しいか。
また、こんなエピソードもある。
合格して東京で初めての仕事の時、駅から事務所まで歩く時、すれ違う人に挨拶をした。
生まれは鹿児島。地元の人はみんな知り合い。彼女にしてみれば、人に挨拶するなんて当たり前のことだったのだろう。
それでもここは東京。当然、返す人はいない。
東京は怖い、そう思ったに違いない。
それでも、彼女はやめなかった。
史緒里さんはそこにも言及している。
一緒のお店に行ったら、店員さんの目をちゃんと見て「ありがとう」ってお礼を必ずするし。通りすがりの知らない人にも「こんにちは」って挨拶するし。誰一人として返してくれなかったのに、それでもきちんと挨拶していくんです。ちゃんと挨拶することは私の地元でも当たり前で東京は違うんだと思ってたけど、桃子はぶれずにつづけているんですよね。
純粋。
彼女を表す最も最適な言葉。
今まで見てきた人とは比べ物にならないくらいの純度で真っ白な心を持つ桃子さんに、史緒里さんは多大な影響を受けた。
そして、こう続く。
(その純粋さのせいで傷つきますよね)
だから、見ているこちらも傷つきますよね。傷つく彼女を見て。
彼女が好きだし、傷ついてることを知っているから、傷つく必要のないところで傷つくのを見ると、胸が痛くなるし、苦しくなります。
だから、彼女にとってのしあわせを3期生みんなは考えているし。
受けた影響がハンパではない。
桃子さんが傷つくと傷つく。
苦しんでいる姿を見るとこちらも苦しい。
裏を返せば、桃子のことをすごく理解してくれているメンバーの一人ともいえる。
すぐ人と壁を作ってしまう桃子さんには、すごく頼りとなる存在である。
そして、何も苦しいことばかりではない。
(毎日がbrand new dayの)MV撮影をした時に、桃子が「こんなに楽しい日は久しぶりかも」って言ったんですよ。桃子のその一言だけで、現場の雰囲気が全然違ってくるんですよね。
改めて言う。大園桃子は純粋だ。
まず嘘をつかない。
悪い嘘も人を喜ばせるための嘘も決してつかない。
そんな桃子さんが「楽しい」の発したのだから効果は絶大だ。
そんな気分が伝わったのか、現在YouTubeで公開されているMVのコメント欄には、トップコメントがびっくりするくらい桃子さんには関することで埋め尽くされている。
そんな彼女を見て、史緒里さんは決意を固めている。
ああいう子がいるから乃木坂は続いていくんでしょうね。桃子に何かあったら3期は絶対みんなで守ります。
今年の全国ツアーで桃子がいない状況があって、3期生はみんな桃子のことが大好きで、本人は気付いたないかもしれないけど、3期の真ん中に立つ人間はやっぱり桃子だからーーー
"3期の真ん中に立つ人間はやっぱり桃子"
桃子推しにとって、最高の褒め言葉だと思う。
そして、史緒里さんは最後にこう述べた。
(桃子と出会って)1つ1つの出会いをとても大切にするようになりましたし、人に興味を持って接するようになりました。とりあえず人を信じてみようって。
裏切られても、桃子さんのように、裏切らず、信じてくれる人もいる、と。
こうしてインタビューに沿って話を進めていくと、史緒里さんの、大園桃子に対する愛は膨大だなと思った。
桃子さんの純粋さは一朝一夕で身につくものではない。
彼女の育った環境があれほどまで素敵な人物を作り上げたのだろう。
だから、史緒里さんには彼女が「キラキラ」してみえるしとても魅力的に見えているんだろう。
ただ一つ、たった一つだけ問題点がある。
桃子さんがその愛に気付いていないのだ。
史緒里さんの一方通行。
でも正直、この関係性は好きだな、と思う時もある。
それこそちょうどいい距離感だな、と。
史緒里さんもそう思ってるらしい
桃子が笑ってたら私も嬉しい!
桃子が泣いてたら私も悲しい!
でもこの気持ちは伝わらなくていいんだよ。
そんな関係
彼女は片想いでいいと思ってる
自分が好きでい続けるから、この関係でいたいとすら思ってる
その点では、桃子さんも同じ。
大好きだったら片想いでいいかなって思ったりするよね
アイドルという点において正反対の2人。
でもどこか似たもの同士の2人。
ここで、史緒里さんが一番好きな歌詞がある
交わらないから 永遠なんだ
これまでの背景を頭の片隅に置いて、聴いてみてほしい
この2人の関係が永遠に続くことを願って。
どうだっただろうか。
初めてこういうコラムを書いたんですが、まだまだ話の筋道が立ってないし、語彙力も全然足りないと思う。
でも、これを見て、大園桃子いいな、可愛いな、って思ってくれる人が一人でも増えることを願って、これからも続けようと思う。
読んでくれてありがとう。
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