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2025年7月5日のこと(前編)

毎日振り子はつかみかかろうとしてきますね

 
日々暮らしていると、イライラしたり気をもんだり落ち込んだりさせられるようなことが起きてきます。

 実は昨日も、そして今朝もそんな感じだったのですが、
「振り子が私につかみかかろうとしてちょっかい出してるのかな?」「水風呂でリセットしたらすっきり!」という具合に、あまり心を波立たせないようにしたら、大したことにならず?落ち着きました。

 何か起きた時に「ああ、もう~~」と苛立ちをあらわにしたりとか「どうしよ、どうしよ」とオロオロするのって、そのようにふるまったって「起きたこと」は変わらないのだから、
できるだけ心を揺らさずスキを見せずに淡々とやり過ごすようにしたいと思います。 
 

youtubeの来年7月5日についての動画

 陰謀論と言われるものには抵抗がなく、昨年は忙しすぎてあまり見る時間が取れませんでしたが、でもyoutube動画とか見ているほうだと思います。

テレビは今全然見ないのでテレビでも取り上げられているかどうかわからないのですが、ネットで陰謀論系のチャンネルをチェックしている方なら必ず目にしていると思います。

 海底が持ち上がるとか隕石が落ちてくるとか、いくつかバージョンはあるようなのですが、いずれにしてもフィリピン海沖で異常が発生し、かなりの規模の大津波が日本を襲う、というものです。
 そして、準備はしておいたほうがいい、高台に逃げられる人は逃げたほうがいいなど、多くのyoutuberさんたちが警告を発しています。

 ご存じのとおり、日本は太平洋側の平野部に大都市、そして大部分の人口が集中していますので、何十メートルもの津波にもし襲われるようなことがあれば、ちょっと想像もできないほどの被害になると思います。
 
 Flood Mapsなどで見るまでもなく、私の今住んでいるところも完全にアウトです。

 私はもともと怖がりなうえに、以前は「家族を守らないと」という意識がとても強く、「なにか災害があってその結果家族が飢える」という可能性に大変な恐怖を感じていました。
 実はコロナや2011年の大震災が始まる以前から、押し入れ半間分ですが、食料品や日用品を詰め込んでいました。
 缶詰は10年以上経っても「いける」けれども、「パッカン」と手軽に開くタイプ、特に果物系は寿命が短いことを知りました。食料等ちゃんとローテーションで使っていたわけでもなく、すべてダメになってしまって捨ててしまいました。

 2年ぐらい前から、特にこの数か月、2025年7月に関する動画をよく目にするようになって、「ああ、どうしよう」という気持ちは浮かんではいましたが、行くあても、先立つものもないこともあって具体的な行動は何もとっていませんでした。
でも心の中では2025年の夏が「期限」のように感じて、ことあるごとに気になっていたのですが、

今は、不思議なことに少し前までの焦燥感がないのです。
ただ「考えても動きようがない」からかもしれませんが。
 
 つい先日も「太陽フレアで大規模停電とかあるかも」と警告が出されていて、以前の私なら「万が一のことがあったら」と、小銭を用意したり冷蔵庫に入れなくても日持ちのする食料を買いに走っていたと思います。でもそういうこともせずゴロゴロしていると、それも過ぎ去ってしまいました。


 今ちょうど「振り子の法則」第1巻の「誘導転移」というところを読んでいて、
今日(明日?)は2025年7月について私がどう思っているか、トランサーフィン的には、「来年2025年」をどのようにとらえて行動したらいいのか、私なりの考えを書いていこうと思います。

※いくつか動画や記事を引用・共有としてあげますが、「参考に」というだけで、その掲載元や発信者を私が支持しているというわけではありません。
 会ったこともない人を「この人すごい」と支持するのはヤメにしようと思っているので、本当に「この人がこんなこと言っていた」というだけなのでフラットにとらえてください。

 

有名なたつき諒さんの予言

 複数の予言が2025年に集中しているようですが、多くの方があげておられるのが、漫画家のタツキ諒さんの「私が見た未来 完全版」に紹介された大災害です。

こちらの文春オンラインの記事に経緯が載っていますが、


 東日本大震災を予言するような「大災害は2011年3月」という文字が表紙に載っていたということで、後に注目されたつきさんの「私が見た未来」という漫画。
 そのうち、たつき先生の偽物が現れたり、絶版だった「私が見た未来」の値段が高騰したりしました。
あの偽物結局どうなったのでしょう。偽物が2chに現れたのが2020年らしいので、もう4年経つのですね。
 ネットへの書き込みはともかく偽物は雑誌のインタビューも受けたそうなので、対面にせよ電話にせよ「偽物は先生と同年代の60代の女性の方」でないとおかしいと思うのですが、下記の記事によるとなんと40代の男性・・・。
誰も気づかなかったのか・・・それとも例えば通話でのインタビューだったら「声が男っぽいな」と思っても失礼かと思って指摘できなかったのかしら。

https://mangaski.com/archives/25299

 けっこうな騒ぎになったのに、たつき先生も騙された出版社も特に男性を訴えたりはしていない様子。騒ぎのおかげで完全版が出版できたのでまあよしとなったのでしょうか。

 ともかく完全版で先生は、2025年に起こる大災害のことを書いてくださっていて、この記事の一番下には先生のイラストも載っています。
 「2001年1月1日(夢で見た警告)」とあり、
 ひとつのイラストは、欲の残骸が残る荒れ地に佇む人の後ろ姿と、「殺りく(戦いや欲)だけに走ってきた人の先に残るのは『虚しさと空虚』だけ。ー行く先はないー 後悔のみ=何も残らない 生きる術すらわからない・・・」の文字。
 そしてもうひとつのイラストは、中央に小川と、周囲は農地でしょうか、ふんわりと長いスカートの多数の女性たちが楽し気に水を汲んだり畑を耕したりしていて、「生きることや幸せを願って前向きに努力してきた人には『光り輝く未来と愛』が待っている」とあります。


https://web-mu.jp/history/12178/  


 実は私、以前の版はおろか、今回の完全版も購入はしておらず(買おうよ)、完全に私の知識はネットからの拾い物です。
今見たら、完全版のアマゾンのレビューが12000件にも迫る数になっていて、レビューだけでこの数ですから、相当多くの方が購入されたのでしょう。
ただレビューを見る限り、この予言に関する部分の内容はほぼネットの記事や動画に紹介されているようです。
フィリピン海沖で海底がぼこっとなって日本を大津波が襲い、台湾やフィリピンが陸続きになるそうなので、本当に大災害です。
 (動画を探せばその様子をビジュアル化したものもあるかと思います。)

 上のムーの記事では、先生が「自分には霊感はない」としながらも、インドでの不思議な神秘体験等も語られています。 

安江邦夫さんからの情報

次は少し前にみた物理学者の安江邦夫さんが語る動画です。


 動画があげられたのが1か月ほど前で、
NASAの情報によると、小惑星のかけらが落ちることは確定で落下時期落下地点は正確に予測できているがその大きさはわからない、どの程度の衝撃かはわからない、消滅するかもしれないし大津波を起こすかもわからない、米軍は2025年7月5日の情報は知っていて設備を高地に移している、岡山に官僚や要人が暮らせるような施設やデータの複製保管はすべて準備済みで岡山空港は大量補給用の長い滑走路を備えている、何かあれば「岡京」が首都になる皆岡山に逃げればいい、など語られています。

 おいしいレストランで歓談しながらで、来年と間近に迫った災害について語られていますが、冗談も交えながらとてもリラックスしておられます。
 ネットの過去記事では数百メートルの津波が来ると過去に発言されたようですが、今回の動画では、「規模はわからない」となっています。


私の感じる違和感

 2025年7月5日については他にも予言があり、まとめられている動画や記事もたくさんあると思うので、すべては書きません。

 この2025年7月5日のことで私が違和感を感じていることを少し書きたいと思います。

まず、たつき諒さんですが、
1999年に筆を折ってからは引きこもっておられたそうで、もちろん間接的にしかうかがい知ることはできませんが、インタビューなどのエピソードから、とてもつつましいよいお人柄の方のように感じます。
 きっとこの騒動で先生ご自身が一番驚き翻弄され、でも、災害の可能性があるのならご自分が夢で見たことを多くの人に知ってもらいたいとして、「完全版」を出されたのだと思います。
そして先生が知らないうちに起きた偽物がらみの一連の騒動も、結果として本が注目をあび多くの人に危険性を周知する助けとなったので、なにか、「私たちを救いたい」とする大きな力がそのように仕組んだ結果、ととらえることもできると思います。
 
 ほとんどの素直で善良な方は、きっと上記のように思われるのではないでしょうか。

 私もそうは思うのですが、
私は違和感があると「こういう可能性もあるよね」と考えがちなので、「たわ言」として聞いてください。先生ご自身に対する非難の気持ちなどはいっさいありません。

 偽物が掲示板で注目を浴びたりそれがネットやyoutubeでも取り上げられたり、ものすごく書籍が高騰してさらに注目を浴び、すでに絶版となっている本をぜひ読みたいと切望する人が増えたところで、「完全版」の出版の運びとなりました。
 ネットでたくさん拡散された「フィリピン沖の海の勃興」のこと以外にもオリジナルの漫画も載って、表紙なども若干リニューアルされて出版されました。
おそらく30年以上は商業誌で活躍されておらず、それにも関わらず当時と変わらぬ筆致とクオリティーでオリジナル漫画を発表されたのは、絵がお好きで個人で書き続けておられた故かと思われますが、
ずっと書き続けていた第一線の漫画家でさえある程度の年齢になるとタッチが変わったり「さすがに衰えたか?」となるのに、完全版の漫画に対しそのような指摘や評価はありませんでした。
 そして年代も性別も違う者が成りすましていて、それなのに結構有名な媒体が騙されて誤情報を出すことになったのに、結局その人は意味不明な対応をするばかりで表にも出てこず、この騒動に関し「不問」となりました。

 なので、ものすごい小さい確率ですがありうる話として、
主語は抜きで思うところを書いてみます。

「2025年7月5日は危ない」という情報を広めることを目的として、たつき先生の「私が見た未来」を使うことを計画した。
(誰が何のために? あとで考えます)
・2ch上で書き込みをし、それに周りが反応することで注目を大きくしていき、有名媒体でもインタビュー記事を掲載するなどしてより注目を浴びるようになった。
・「漫画の現物を読んでみたい」という人が多くなったところでアマゾンなどで高値がつく。それらの様子を逐一動画で紹介する。ますます「幻の漫画」として人々の読みたい欲が高まる。
・満を持して出版、としたいが、「あれ、このままだと『たつき先生が本を売りたいがためにネットに書き込んだりインタビューに応じたりした』となって、それだと後々反感買うんじゃない?」
・そのため「これまで書き込んだりインタビューに応じたりしていたのは先生の『なりすまし』でした。(性別も年代も違うけど。)」と発表。
本当だったら、こんなに注目をあびているのですから、なりすましは特定され吊るし上げられそうなところだけれど、結局特定も攻撃もされず、うやむやでフェードアウト。
・「完全版」が出版される。もともと「読みたい」欲が高まっていたうえに、完全版に掲載されている先生が新たに見た夢の内容、「フィリピン沖の海洋で異常が起きる描写」に関して、わかりやすく説明した動画がyoutubeで多く紹介される。ヴィジュアルとして刷り込まれますます興味をそそり多くの人が完全版を購入する。
・「公式な発表」などではなくあくまで「漫画家さんの見た夢、でも東日本大震災を当ててるすごい人の予言」として、都市伝説的に「2025年7月は都市部から離れて山にいかないと危ないかもしれない」というのが広く認識される・・・

 先ほど書いたように「誰が何のために?」が全く書かれていませんが、これだと私の違和感は説明できるんですよね。
 私が知らないだけで、「完全版」の出版にあたり先生ご自身がが公の場に姿を現したり何か表明されたりなさっているかもしれませんが、
たとえば高橋留美子さんとか誰もが名前も顔も知っている漫画家さんとは失礼ながら違うので「この人がそうです」と言われれば誰でもそうなるかと思いますし、
今絵師の方で他人のタッチで絵を描くことのできる能力のある人もいるでしょうから、なんなら絵も他の漫画家さんによるもので、たつき先生は何にもご存じない、という可能性も・・・
 この騒動だとテレビなどでも取り上げられたでしょうし、さすがにそれはないか。
 でも1999年まで活躍されておられたたつき先生が今どうされているかという本当のところは、近しい人でもない限り私たちは知る由もありません。
 


 安江先生に関しては、
私もたぶん本を何冊かは読んでいて、サムハラ神社に関して知ったのも先生の著書でだったかもしれません。著名な物理学者であることは上記の動画の冒頭でも紹介されているかと思います。
 
 私の感じる違和感としては、
以前(断言されていたかどうかはわかりませんが)東日本大震災の時の何倍もの高さの津波が起こると言っておられたのに、今回は「規模はわからない」とニュアンスが違っていること、
日時や場所はほぼ確定とのことで、天才的な物理学者が言うのですからきっとそのとおりなのでしょうが、いつだったか中国の人工衛星が落ちてくるのに直前になっても「はっきり場所はわからない」とかで「はぁ?」となったので、「そうなんだ、小惑星はそんなにはっきり日時も場所もわかるんだ」とちょっとびっくりしたこと、
ロシアに落ちた隕石についてはノーマークだったけど、今回の小惑星はわかるんだ、それなら早くから観測できるだけのそれなりの大きさがあるだろうから「岡山なら大丈夫」とはならなくね?と思うこと(ロシアの隕石に関してはあとで興味深い動動画を紹介しますね)、
情報が確かで本人が著名な物理学者であるにもかかわらずレストランでの与太話の体で発信されていること、

とかですかね。
「岡京」というワードも出ていますが、確かにネットでは古くから「岡京」は聞くワードで、なんだっけと思ったら「ジョン・タイターが2020年は岡山が首都、岡京」っていうので有名になったのですね。

 
確かに何年か前、コロナ前だったか、公務員(官僚?)と施設を僻地へ移転とかそういう動きがありませんでしたっけ(うろ覚え)

 
 今回こうして私の頭でも(私の頭だからかもしれない)「?」となる数々の違和感がありながら、2025年7月は何かありそう、という認識は広がっていっていると思います。
 でも知っていたとして、いったいどれぐらいの人が実際に行動に移せるでしょう。そして移しているでしょう。もう来年の7月なんてあっという間です・・・。

 上記の違和感の理由として「性善説」と「性悪説」で考えてみたいと思います。

「性善説」

2025年7月5日に何かがあるのは本当である。
それは宇宙人から聞いたとか、理由はわからないけれど、もう「確定」なこと。もしくは非常に確度が高い。
だけどそれを「公の発表」にすることはできない。そうしたら国が計画的に安全と思われるところに避難させるなどしないといけない。
ムリ、全員は助けられない。だって海抜の低い都市部で人口何人いると思ってるの。局地的な地震のあと食べ物を配布したり寝床を用意するのだって大変なのに、無理無理。
それにテレビで総理大臣が発表とかしたら、そんなのパニックや暴動が起きるかも。かといって選別もできないし。
全部は無理でもせめて限られた人だけでも助けたい。もうすでに要人と思われる人は手配済み。
あとは、本や動画によって「予言」を信じた人が、自分のお金やコネクションを使って、自己責任で安全と思われる場所へ移住なり避難なりしていただく。本や動画の関係者は事情を知っている協力者。
4年も前から準備して「2025年7月5日」って拡散してきたからね。動画もいっぱい流したから見れた人は見れたはず。
動ける人は自分で動いて。あとの人はごめんなさい。
あ、万博だとか都市部の開発とかは、鈍感な人を都市部に留めておいてパニックを起こさせたり殺到させたりしない→安全な地域の災害後のリソースを維持するためのものだから、危険とわかった人は惑わされず迷わず準備して。

性悪説

2025年7月5日に何かがあるというのはでっち上げである。
災害で低地はダメになるってことにしたら、大都市から人が逃げ出すので好都合。
ホントはさっさと都市部から人を減らしたいけれども、起こりもしない災害を公に発表するわけにはいかないからね。都市伝説的に広めていこう。
けっこう本も売れたし認知は高まったかも。いよいよ近くなったらホログラムとか偽動画とか使って危機感を高めて、どんどん移動してもらおう。
ピンポイントでそのときだけ動いてもダメでやっぱり移住する覚悟じゃないと。帰る家が津波でなくなったら、食料も当てもなくどうするの?
田舎暮らしの魅力や村づくりの楽しさについてもいろんな媒体で紹介している、センスのいい人はみんな都市を離れてるよ?
リモートワークもあるよ?
お金に余裕がある人は不動産を売却して移動していった。よい家、良い土地が空いてラッキー
こんなに大企業がこぞって資金を投入して、駅前開発とか商業施設の建設とかしてるのに、どうして「わずか1年後に平地がダメになるような何かあるって確定してるはずがない」って気が付かないかな。
大企業の社員やありあまる財産がある人は便利で楽しい都市部を離れないよ。
移住していった後の空いたところには外国人が住むよ。
(もしくはごちゃごちゃしたところを再開発してもっと美しい住みやすい都市に作り替えるよ)
残っている、移動できるだけのお金もコネもないような人はどうとでもできるよ。

・・・なんか書いてて妄想が暴走しすぎてて嫌になりました。

でも、2025年7月5日について動画で拡散している方たちは、
たとえば「夢で見た話」だからとかならともかく、
「知っている人は知っている」「危機への準備はすでにできている」ような重要な話を、「まあ、信じる人だけ信じて」って感じで拡散するのはなぜなのか・・・
こんな「なんでなんで」を突き詰めていくとこんな感じ。


まあ、一番可能性が高いのは、
そんな「陰謀」とか「隠れた目的」とかなくて、
ただ不思議な予言や天体観測の結果がたまたま同じ時期に重なって、
動画的においしいネタになって皆さんが動画にした結果「都市伝説」みたいになっちゃった、
というところでしょうか。


でも、やっぱりこれだけ来年のことが話題になると、やっぱり心穏やかではなくなるし、どうしたらいいのかとも思う。

せっかく「振り子の法則」を読んでいるので、それを読んでの「こういう対処法がいいのではないか」ということと、
あと、ロシアの隕石の動画やその他次回ご紹介したいと思います。












 

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