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レビュー記録「劇場版「SHIROBAKO」」

みなさんどうもこんぱんにゃ、ぱんにゃです。
本記事は「劇場版「SHIROBAKO」」のカードリストについてレビューを実施したものとなります。お手数ですが、ご確認よろしくお願いいたします。

まずはこちらのチャンネルをご参照ください。安原 えま★おうがすとです。炎上に次ぐ炎上を経験した彼女を観れば、アニメ制作現場の炎上に次ぐ炎上を疑似体験することができるでしょう。

キックオフ

「ぼくたちは勉強ができない!」レビューにおいて、この世界の様相について概要を説明した。この内容は本記事の暗黙の前提となるから、未読の方は最初のセクションである「3つのG」を確認しておくことをオススメしたい。カードの強さを理解するためには、カードを取り巻く環境を理解する必要があるからである。

はじめに、SHIROBAKOを特徴づけるカードたちを見ていこう。

アド取りの翁

皮肉なことに、「東京観光」が帰ってきた。これは東京封鎖に対するアンチテーゼと言えるだろう。そういうわけで、1アドを取るイベントをなんと8投することができる。名をば、りーちゃんとなむいひける。これらに加えて、休息起動で2アドを取るいつものEX抜きサイクルも収録されているのだからさらに驚きである。

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最近の若者は言うことを聞かない

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基本無料!20000円から!

大型コラボ

今回の追加によって大型コラボが実現した。長年プレメモを支えてきた「うたた寝」と、超大型新人の「交通事故」との夢のコラボである。イチローと大谷翔平が同じチームにいるようなものだ。これまで、「とらドラ!」や「はいふり」のような強力なメインアプ禁を持つ過去タイトルには「交通事故」は配布されてこなかったが、遂に解禁された。例外的に「百鬼夜行」と「交通事故」を両方揃えていた「ゆゆゆ」がいかに堅かったかを考えれば、その強さは明晰判明である。もちろん先手を取った時の強さは折り紙つきであるし、アクティブや場出しを絡めたショットに対して耐性があるのとないのとでは、プランニングが全く異なる。また、「転校生(グランベルム)」のようなブリンクカードに対しても「うたた寝」を強気に押し付けることができる。

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顔芸

イベ禁の媼

自分はやりたい放題したいが、相手には何もしてほしくない。その欲望を叶えてくれるカードがSHIROBAKOにはある。当然だが、イベ禁はアンブロカードと非常に相性がよい。アプ禁イベントを止めてアンブロで殴る。無抵抗のやつを殴るのが一番気持ちいい、そういうお気持ちにあふれたプールなのだ。

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根本原因

異次元からの帰還

なぜか強くなって帰ってきた女がいる。SRテキスト無効矢野(★2)である。優先1で矢野ネームをプレイし、2を宣言するだけで、「花嫁」や休息ドローサイクルのような強力なサポートカードを紙クズに変えることができる。「テキスト無効マチ(ハナヤマタ)」の悪夢を思い出してほしい。
伝説のスーパークソカード、「太郎」も帰ってきた。7コストと調整されてはいるが、このカードが存在するということが十分に強い。かつてのように連打はできないにせよ、終盤にそっと出現してゲームを終わらせるカードになるだろう。

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有能と無能

企画倒れ

休息2ドローサイクルとメインとなるSRのテキストを確認すれば明らかなことだが、例のごとくネームを1つ選ぶことが推奨されている。そういうわけでメインディッシュとなるSRを確認していこう。紙バリズムだ。

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宮森
おそらく本弾の王道を往くデッキが宮森だろう。相手のアプローチにアプ禁をかまし、自分はイベ禁アンブロでねじ込んでくれという上からのメッセージを体現している。

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スリーブ納品

えま★おうがすと
長らくSHIROBAKOの主軸キャラであったえまであるが、今弾からは一線を退くことになりそうである。同じアンブロテキストである宮森とのキャラ被りが否めない。

ずかっち
オーディションを突破できるかどうかは定かではないが、この世界では突破ウーマンである。ずかっちの魅力はこのネームにしかない強力な自由登場である。こいつによって高効率かつ確実な盤面へのカードの展開および、アプローチ時に強力なショットをかけることが可能になる。

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サンタ服になれ

タイヤ
残念ながらタイヤは今弾もタイヤから抜け出せそうにない。天然3で相手を避ける暇があったらアンブロで相手を避けたほうが話が早いのだ。

矢野さん
先に紹介した「テキスト無効矢野」の存在により、非常に強力なネームであるように見える。しかしながらメインのSRはタイヤと同様、拒絶する暇があったらアンブロで避けたほうが話が早いオチがついてしまいがちだ。「テキスト無効矢野」はサポートに置いても機能するため、他のネームにタッチする使い方がよいかもしれない。矢野ネームには「1-5サーチ」や「除去」などがいるため、タッチには困らないだろう。

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今井
イベ禁から2点の連パンにはとんでもない圧力がある。このコンセプト自体は宮森と大して変わらないが、「ST今井」で無限のアドバンテージを生み出すことができるのが今井の魅力である。また、高コストの今井ネームは「我慢」を無視することができるため、「グラップラー」対策で我慢を並べてくるデッキの計算を狂わせることができる。

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上から読んでも下から読んでも

小笠原
SRがもらえなかったよ~

えくそだす!
クソだす!

緊急リリース

われわれの考えるところでは、宮森+矢野の構築がSHIROBAKOのプールに対して素直なデッキになると思われる。お上の命令に従う若者になるのもそれはそれでおつなものだ。もちろん逆張りのタイヤ縛りもわれわれは歓迎する。

SHIROBAKOのデッキを組むにあたってポイントになるのが、イベントカードの枚数だろう。ドーナツ+東京観光+うたた寝+交通事故だけで16枚、加えて空回りやイベ禁を採用すると20枚をゆうに超えてしまう。即時のドローカードやサーチカードであるならいざ知らず、強力とはいえどタイミングを選ぶ傾向にあるイベントカードが3枚に1枚を占めるのは結構邪魔なものである。また盤面に出すべきカードもおおむね決まっているため、欲しいカードを厚めに積むだけでは同じ顔のカードとサポートとイベントしか引かずに死んでいくこともありうる。適切なバランスの発見のためには十分な検証が必要だろう。パンツも同様の症状を抱えたデッキであるため、パンツの構成は参考になるかもしれない。

そり立つ壁

SHIROBAKOが天下を取るためには越えなければならない壁がある。「グラップラー」こと五月である。SHIROBAKOのプールには、素で相手ターンにDPが90以上のカードがないからである。またグラップラーの前では、「花嫁」や休息ドローサイクルを封じるための「テキスト無効矢野」が一瞬で処理されてしまう。宮森と今井は常駐を立てることでかろうじてメインのSRのDPを90まで上げることが可能だが、五月側も常駐を2以下除去で処理することができるため、メインバフ等の採用を検討する必要がある。

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飲みすぎ食べすぎ

SHIROBAKOの構造上、メイン中の0コストイベント封じには極めて弱い。「うたた寝」が止まるのが致命的なのはもちろん、序盤に打つ予定だった「東京観光」が止まるのも痛い。
フレーバーテキストによってすべては語り尽くされていたわけだ。

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勝利者の肖像

以上、よろしくお願いいたします。

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