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【麻雀】偉大なるクソゲーで身につくスキルを解説

どうもハリーです。最近ルーンテラ勢のタイムラインから麻雀の二文字が流れてくるようになりました。雀魂の咲コラボの影響なのかシーズントーナメントまで時間があるからなのかはわかりませんが、僕にとっては嬉しい限りです。ルーンテラを始める前は麻雀ばっかりやってましたから。

僕は前々から、麻雀の初心者講座的な内容と麻雀で身につくスキルについて書いてみたいと思ってました。需要はないでしょうけど、自己満足のために記事を投稿します。麻雀を全く知らない人向けに書きましたので、よかったら読んでみてください。

麻雀のルール

ざっくりと説明しますので、詳細を知りたい方は各自ネットでご確認ください。

なお、本文ではマンズをm、ピンズはp、ソーズはsと表記します。1mは1萬(マン)、3pは3筒(ピン)、赤5sは赤5索(ソー)を意味します。マンズは赤色、ピンズは青色、ソーズは緑色の牌です。ルーンテラでいうとマンズはノクサス、ピンズはフレヨルド、ソーズはシャドウアイルです。どうでもいいですね。

東西南北白発中は字牌といいます。

ちなみに麻雀では、ルーンテラのように各色(地域)の特色はありません。残念ながら。

さて本題。麻雀とはアガりを決めて持ち点を増やすゲームです。アガりとは、手牌(手札)14枚をアタマ1つメンツ4つに揃えることです。

アタマ...同じ牌が2つ(何でもいい)
メンツ...同じ牌が3つ(何でもいい)
または数字の連番が3つ(123、456、678などで、912や東南西、白発中は連番ではないので不可)

麻雀は1ターンに1枚だけのマリガン(牌をツモって切る)を毎ターン繰り返して、アタマとメンツを揃えていきます。

1巡目
6pツモで中切り

2巡目
4pツモで3m切り

8巡目
3pツモで8p切り→最初の写真の手牌に

最初の写真(再掲)

自分の手牌は、
アタマ...2m2m
メンツ...3p4p5p、3p4p5p、赤5p6p7p

があって、残りは2s3sですね。次に1sか4sが来ればアガりの状態(テンパイ)です。テンパイの時だけは相手が捨てた牌でもアガれます(ロンアガり)。

自分でアガり牌をドロー(ツモ)した時はツモアガりといいます。

最初の写真をもう一度見ると、上側のプレイヤー(対面)が4sを捨てました。自分は役がある手牌(後で説明します)なのでアガることができました。

やったーーー!!

もう1つ例を見てみましょう。

自分の手牌は、

アタマ...4s4s
メンツ...4s赤5s6s、南南南、7s8s9s(チー)

が揃ってます。残りは1s2sで次に3sが来ればアガりですね。そう思ってたら右側のプレイヤーが3sを捨てました。自分は役がある手牌なのでまたまたアガることができました!!

こうして東一局~南四局(半荘)を行い、ゲーム終了時に最も持ち点の多いプレイヤーが1位となります。

麻雀のルール補足

ドラ...アガり時に点数が増えるボーナス牌。↓の写真だと左上に1pが見えてますよね。1pではなくその次の2pが手札にあるとボーナス獲得です。9pが見えてる場合のドラは1p。

↓写真では発が見えてるので中がドラです。全身赤色の牌(赤5pや赤5s)もドラ扱いです

ドラはあくまでもボーナス扱いで、ドラだけでは役と認められないのでアガれません。他の役とのセットで威力を発揮します。またドラが何になるかは毎局ランダムに変わります。

ポン...手札に同じ牌が2つある時(発発)に、他の人が3枚目(発)を捨てた時にそれをゲットできます。三者どこからでも可能。いわゆる鳴き。

チー...手札に数字2つの連番がある時(7s8s)に、他の人が残りの数式(6sか9s)を捨てた時にそれをゲットできます。画面左の人(上家)からしかできません。これもいわゆる鳴き。

大明槓(ダイミンカン)...手札に同じ牌が3つある時(南南南)に、他の人が4枚目(南)を捨てた時にそれをゲットしてドラを増やすことができます。咲さんの得意技。三者どこからでも可能。これもいわゆる鳴き。

暗槓(アンカン)...手札に同じ牌が3つある時(南南南)に、4枚目(南)を自分でツモってきた時にできる。大明槓と同じくドラを増やしますが、暗槓は鳴きとして扱われません

鳴きとは、攻撃力と防御力を犠牲にしてアガりまでの速度を上げる行為です。「攻撃力を犠牲」とは、鳴きをすると攻撃力最強の技、リーチ(後述)が使えなくなるからです。

「防御力を犠牲」とは、鳴けば鳴くほど自由に使える牌が減るので、相手の攻撃に対して対応するのが難しくなります。

その代わりにアガりまでの速度が上がるので、上手く使えば多くのアガりをものにできます。「攻撃は最大の防御」といいますが、麻雀でも自分が先にアガってしまえば他家はアガれません。

鳴きは非常に難しいですが、上手につき合っていきたいですね。鳴くか鳴かないかは任意なので、ここぞと言う場面で鳴きましょう!

役の説明

よく使うものだけ。鳴きOKの役とNGの役があります。

リーチ(立直)...現代麻雀の基本にして最強の役。鳴きNG。鳴きをせずにテンパイした時だけリーチ宣言ができます。他の役がなくてもリーチ自体が役扱いです。どんな形でもアガれるようになるので、初心者の方は鳴きを我慢してリーチを目指しましょう。

リーチ後はオールツモ切り状態になるので防御力はゼロになりますが、リーチ時にアガると裏ドラをめくることができる、つまり得点倍増のチャンスなので全役の中で最強の攻撃役です。

厳密に言うと麻雀の最強役は役満ですが、基本ほぼ出ないので無視してOKです。

残念ながら↑写真では運がなかったため裏ドラ(5p)は乗りませんでした。その代わり、手牌に赤ドラがあるので点数ボーナスを獲得。

役牌...字牌を3つ集めた時にできる役。鳴きOK。

・東場(東一局など)の時は東を3つ揃えた時
・南場(南三局など)の時は南を3つ揃えた時
・西家の時に西を3つ揃えた時
・北家の時に北を3つ揃えた時
・白発中のどれかを3つ揃えた時(常時OK)
・東場で東家(親番)の時に東を3つ揃えた時(いわゆるダブ東)

字牌を3つ揃えても、上の条件に合わなくて役牌として認められない字牌をオタ風といいます。例えば北家の時に西を3つ揃えても役として認められないので、他の役が必要です。

メンゼンツモ(門前清自摸)...鳴きNG。鳴きをしない(メンゼン)でツモアガりをすると成立です。他に役がなくてもツモ役だけでアガれます。リーチと一緒に現れることが多い役です。

ちなみにですが、↑写真のドラは4pで手牌に4pがあるのでボーナス獲得。

ピンフ(平和)...4つのメンツ全てを数字の連番で揃える&アタマを役牌以外で作ると役成立。鳴きNG。

↑写真で説明すると、

アタマ...6p6p
メンツ...7p8p9p、3s4s5s、6s7s8s

が揃ってて残りは3p4pですね。2pか5pが来ればアガリで、上家から5pが出たのでピンフのアガり成立です。

西家の時の北は役牌ではなくオタ風なので、アタマにしてもピンフOK。西家の時の西や白発中は役牌なのでアタマにするとピンフNGです。

タンヤオ(断么九)...2~8の数牌のみでアガる役。鳴きOK(鳴きNGルールもありますが、鳴きOKルールの方が主流)。

トイトイ(対々和)...4つのメンツ全てが同じ牌を3つ揃えた形の時。ピンフの逆バージョン。鳴きOK。

ホンイツ(混一色)...マンズ、ピンズ、ソーズのどれか1種類と字牌だけを揃えた役。鳴きOK。字牌がなく数牌だけでホンイツが成立してたらチンイツ(清一色)にレベルアップします。ルーンテラでいうと使用地域を統一したデッキ、忠義デマーシアみたいな役。

チートイツ(七対子)...他の役と違い、同じ牌2つを7種類集めるとアガれる役。攻撃にも防御にも使える奥が深い役です。ルーンテラでいうと極めるのが難しいデッキ、ディープやゴーハードみたいな役。

以上です。これら基本の役8個をまず覚えれば麻雀はできたも同然です。他にも色々な役がありますが、それは各自ネットで調べてみてください。

麻雀の基本戦術

①配牌を見たらゲームプランを考える

配牌とは初手の手札を意味します。↑写真のようにゲームプランを考えてから第一打を打つと勝ちに近づきます。ピンズは団子に似てるとかは考えなくていいです。

麻雀のゲームプランは以下の感じで考えます。

ホンイツかタンヤオのどちらかを目指します。どちらのプランでも9mはいらないので先に捨てます。現状トップ目で手牌にはドラがありません。攻撃と防御の意識は序盤なら10 : 0 でいいですが、ツモが悪ければ中盤以降は7 : 3 位の意識で。

リーチピンフドラ1が狙えてテンパイまでのスピードが速そうなので攻撃重視のプランを目指します。まずは1番いらない発を捨てましょう。

タンヤオドラドラの手牌なので当然攻撃重視ですが、盤面をよく見てみましょう。現在南一局で42600点持ちのトップ目なので、無理にアガりを目指して他家からロンアガりを喰らうのは避けたいところ。いずれにしても、タンヤオを目指すのにいらない牌は右側の字牌3つ。 字牌を先に捨てて2~8の数牌を集めるプランで。ツモが悪ければ途中で防御も考えましょう。

ピンフを目指すプラン。役牌の白や発がアタマになってもピンフになりません。1pや9pがアタマになればピンフになりやすいです。以上の理由から、白か発のどちらかを捨てます。

ルーンテラの場合でも試合開始時にゲームプランを思い描くことは大切です。相手のデッキは何か。注意すべきカードは何か。最初のマリガンで引きたいカードは何か。目的のカードが引けなかった場合はどうすべきかなどなど。

麻雀でも同じことが言えて、この構想力を磨くことでルーンテラの方も上達するでしょう。

②攻撃と防御を使い分ける

最初の方で、麻雀はアガりを決めて持ち点を増やすゲームだと説明しました。理論上、半荘内の全局すべてでアガることができればトップ確定です。

しかし麻雀は最初の配牌の良し悪しと欲しい牌を引けるかは完全に運次第なので、毎回毎回アガることは事実上不可能です。むしろ他家がアガる(攻撃する)ケースがほとんどです。

そのため、麻雀で勝つために大事なのは攻撃ではなく防御。いかに他家からロンアガりを喰らわないかが重要になってきます。

先ほどの「①配牌を見たらゲームプランを考える」の中でも攻撃と防御について書きました。攻撃すべきか防御すべきかは場の状況によってその都度判断します。

自分の手牌が高打点、あるいはアガりまでのスピードを見込めるか。他家がリーチしているか。自分の持ち点と順位はどのくらいかなどなど。

ただ闇雲にアガりを目指すのではなく、攻撃と防御のどちらが得かを考えながらプレイすると麻雀も上達しますし、その状況判断力はルーンテラでも応用できると思います。

③麻雀は我慢のゲーム

麻雀の本質は何か。麻雀で遊ぶメリットは何か。これに関しては様々な意見がありますし、どれが正解というわけではありません。

ただ僕が麻雀を全く知らない人に「麻雀とは何か」を一言で説明するなら、「麻雀は我慢のゲームだ」と言います。

麻雀には実力の要素もたくさんありますが、突き詰めると最後は運と確率によって勝敗が左右されます。次にアガれる牌が残り8枚あっても、残り1枚しかない人があっさりアガる場合も多々あります。

南4局まで1位だったのに最後親被りして4位に
いつまで経っても欲しい牌がツモれずに負けた
↑写真で1pを切ったら32000点を放銃して負けた

麻雀とはこんなにも不条理なゲームなんです。運と確率のゲームですから仕方ありません。麻雀は「偉大なるクソゲー」ですから不条理を受け入れましょう。

麻雀だけでなく人生で1番大切なことは、どんなに不条理な目に遭っても怒らない、イライラしない、平常心を保つことだと思います。

どんなに負けてても防御すべき時は防御。我慢すべき時は攻撃をせずに防御。これを忘れると一気に負けが重なります。不幸が不幸を呼ぶのです。

平常心を忘れずに正しい打牌を続けていれば、運と確率のゲームですからいずれ勝利の女神が微笑みます。人生も同じです。どんなに不幸なことがあってもイライラせずに正しい行動を続けていれば、きっとあなたにも幸運の女神がやってきます。

麻雀は我慢のゲームです。麻雀をすることで間違いなく忍耐力が身につきます。その忍耐力はルーンテラだけでなく、人生においても役立ちます。

忘れないでください。麻雀は我慢のゲームです。

終わりに

いかがでしたか? 麻雀のルールと基本戦術、そして身につくスキルに話を絞って書いてみました。

僕が取り上げた構想力・状況判断力・忍耐力の3つは、ルーンテラのようなカードゲームやビジネスの場面でも役立つスキルだと思います。この記事を読んで、麻雀に興味を持つ人が少しでも増えたらうれしいです。

チートイツや防御テクニックなどまだまだ書きたいことはありますが、まずは「麻雀ってこういうゲームなんだ」というのが少しでも伝われば幸いです。

ではまた!

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