体重が二キロ弱ほど減ったらしい。
らしい、というのは日々変動があって確たることは言えないからなわけだが、移動平均的に見ると、たぶんそのぐらいは減っている。
これが禁酒の影響であることは間違いない。なぜなら、一日の食事内容や運動量にはまったく変化ないからである。いや、運動量なんて自主ロックダウンのためにむしろ減っている。
普通なら喜ぶところだが、正直いうとちょっと複雑ではある。
飲酒を再開すれば戻るだろうことは想像に難くないので、今喜んだところでぬか喜びになるだけ、というのもある。
だが、それ以上に、アルコールは太る、という事実を改めて思い知らされたのが、微妙な気分の源なのだ。
ぶっちゃけ、私は太っていない。BMI20未満の普通体重である。
普通体重の人間にとって、1キロの差は案外大きい。見た目も体力も意外なほど左右される。なので、体重増減には結構気を使っている。
二年ほど前、あきらかな中年太りが始まった。そして、未到達だった五十キロ台に入ろうとした寸前、さすがに強い危機感を持ち、緩やかな糖質制限を始めた。
もっとも、やったのは「夕食時に米飯を食べない」だけだったので、劇的な減少はなかった。それでも二キロぐらい徐々に減り、あとは行ったり来たり。若い頃のベスト体重に戻すことはやはり難しく、これも歳をとったからだろうと諦めていた。
それが、酒をやめることであっさり達成されたのである。
うーん。
だからといって、今の所永久に禁酒するつもりにはなっていない。あきらかなデメリットが見えつつあるからだ。
それはなにかについては、またあした!
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