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自分の金銭感覚を意識することの大切さ

その時々の資産状況と金銭感覚

 子どもの頃から、自分の金銭感覚を振り返ってみるとその時々の資産状況によって金銭感覚も随分と変わってきたな~と改めて感じます。これは、当たり前のことですが、お金を貯めるには意識しなければならない、とても重要なことですので一つの記事にしました。

 例えば、子供の頃は500円というお小遣いの範囲で、30円、50円のお菓子を買うなど大事に使っていました。昔一個30円で売られていたビックリマンというお菓子が、人気のあまりある時から3つずつセロテープで止められてまとめ売りをされるようになりました。これは、子どもたちにとっては一大事でした。30円で一個買うのと3つまとめて買って90円を使うのとでは、子どもの金銭感覚では大違いです。

 しかし、成長して学生になりアルバイトをするようになると、今度は100円、200円くらいの出費にはそれほど気を払わなくなります。欲しくなるものも、アルバイトを頑張ってもなかなか買えない高価なものへと変わっていきます。

入ってくるお金が増えるほど、少しの金額差に鈍感になっていく

 中には、資産を持っている人の中にも少しの金額差に敏感でケチな人もいます。そういう人は、過去にギリギリの中で生活しなければならない状況に追い込まれた経験のある人かもしれません。

 その辺個人差はあるでしょうが、一般に入ってくるお金が増えるほど、少しの金額差に鈍感になっていくのはむしろ普通の感覚であると思います。
 例えば、主婦でもない限り、一般のサラリーマンが、スーパーで食料品や日常品を購入するのに何十円、何百円の金額差を気にすることはあまりないのではないでしょうか?

お金を貯めるには、限られた資産を大事に使うという感覚を取り戻すことが大事

 人間生活費に余裕があるうちは、中々お金にシビアになるという感覚を持ちにくいものです。これは時と場合にはよりますが、金銭感覚が甘く、ちょっとくらい高くても、気にもせずに買ってしまうようだと中々お金は貯まっていきません。
 
 しかし、例えば、「確かにあっちのスーパーだと食パンが50円安い、でも今日は食パンくらいしか買う用事がなく、時間や手間を考えると、多少高くてもこちらで買おう。」というように判断できるようになれば大丈夫です。
 要するに、値段を気にすることなく高くてもただ買ってしまうのと、一応諸々の状況を比較して、どこで買うのかを決めるのとでは大きな差があります。

 このように、お金を貯めるには、子供の頃のような限られた資産を大事に使うという感覚がとても大事であると思います。
 
 これは、実際に貧しくなれという事ではありません。例え資産はあったとしても、余裕のない状況で生活するという状況は作れます。
 例えば、資産のうち、これだけは絶対に使わないと自分で決めてしまうことです。資産を現預金で持っていると使ってしまう恐れがあるため、値下がりリスクのそれほどない実物資産に変えて容易に現金化できないようにしてしまうのも一つです。

人間ぎりぎりの状態に追い込まれるとだんだんお金にシビアになっていく

 私も、サラリーマンとして働いていた頃は、それこそ海外旅行で散財したり、ネットショッピングで高額の買い物をしたり、ブランド物を購入したり、アプリゲームに課金したりと今思えば、無駄遣いと言われても仕方がないお金の使い方をしていました。その頃は実家暮らしであったことも、無駄遣いに拍車をかけていた要因であると思います。

 ところが、一人暮らしになり、退職して金銭的にぎりぎりの状態になると、物の値段に非常に敏感になりました。実際は、簡単に現金化できない形で資産は保有しているのですが、それは家計とは完全に切り離されているため、あくまで生活費はぎりぎりの状態の中でやりくりしなければなりません。

 そうなると、今までは値段を気にせず買い物かごに突っ込んでいた食料品一つ一つでさえ、スーパーをはしごして値段を比べるようになりました。
 これは、主婦の方なら当たり前のようにやっていることだと思いますが、私と同じように、独身で自由に使えるお金が十分にある状態の人は何十円、何百円という金額の差を気にすることなく買い物をする人も多いのではないでしょうか?

ギリギリの状態だと無駄なものを一切買わなくなる

 そして、お菓子類やカフェで飲むコーヒーなどにもほとんどお金を使わなくなりました。移動手段も自転車を活用して、通信費も不要なオプションはすべて外し、サブスクリプションも最低限のものに見直しました。

 こういった無駄を省くというのは過度な節制というのとは全く違います。文字通りの無駄のみを省くのであって、「今日は休日だしカフェでゆっくりしたいな~」、と本当に思った時はケチらずお金を使えばよいのです。

 この辺次回のテーマにもつながりますので、今日はこの辺にしますが、生活費が最低限の状態でやりくりしてみると、お金を貯めるヒントが色々見えてくるのでおすすめです。
 次回は、私なりの貯金の考え方を書いていきたいと思います。

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