金は天下の回りもの

今日勉強したこと
・企業と家計と消費者の関係

当たり前のようだけど、忘れがちになってしまうお金の流れについて学びました。

経済を回してるのは私たちは一人一人の力です。

給付されたお金、何に使いますか?

◯お金の流れ

私たち(家計は)商品を買い、お金💰を支払います。
 ↓
そのお金💰は企業に入ります
 ↓
企業は、貰ったお金💰を
・次の仕事に使う(他企業などへ支払い)
・労働者への給料(家計への支払い)
・納税(政府への支払い)
に使われます。

家計から出たお金は企業へ
企業に来たお金は、労働者(家計)や政府や他企業に回っていきます。

◯家計と企業の役割 


お金の流れのそれぞれの役割をまとめてみます。

家計
・商品を買う消費者
・生産要素の供給者(労働を提供する)

企業
・商品を作る生産者
・生産要素の需要者(購入者)
   労働を家計から買う
   地主から土地を買う
   資本家から資本を提供してもらう

家計は商品を買い、労働を売っています。
企業は商品を売り、労働を買っています。

家計と企業は、「貰う」「支払う」という、お金のやりとりをしてるんですね。

◯企業と家計の目的

私たちの家計の最大の目的は
「幸福の最大化(効用の最大化、満足)」です。

美味しいもの食べたい、かわいい服がほしいなど、幸せになりたいから商品を買いますよね。
労働をしてたくさんお給料もらいたい!という思いもあります。

対して企業の目的は
「利益(利潤)の最大化」です。

商品を売ってたくさん儲けたい!
仕入れを安くしたい!と思っています

それぞれの思いをまとめると以下のようになります。

    家計          企業
安く商品を買いたい VS 高く商品を売りたい
高く労働を売りたい VS 安く労働を買いたい 


私たち個人が労働の対価を高くしすぎると、仕事がこない…
企業側が商品を高くしすぎると、買ってくれる人が減ってしまう…

家計「この金額なら買ってもいいかな」
企業「この価格なら利益が出るな」
と、お互いの目的が達成できる価格の設定がたいせつです。

それぞれの思いを達成できる関係を築けると景気が安定していきます。

◯政府の役割

景気が安定しているときは、企業と家計がお互いにいい関係を保っています。


ところが…

不景気になっていくと、企業と家計の関係が悪くなります…

不景気になると「貯金しておこうかな」「無駄遣いやめようかな」と、私たち(家計)は思います。


家計(消費者)は商品の購入を控えます
 ↓
企業の売上が落ちる
 ↓
企業は経営が苦しいので
労働者をクビにしたり、賃金を下げたり…
 ↓
労働者の家計が苦しいので、商品購入控える…

と、どんどん悪循環に陥っていきます。

不景気のきっかけはいろいろあります。
過去にもバブル崩壊、リーマンショックなどなど

今回はウィルスにより、社会全体で経済活動を控えています。
そうすると企業は収入がなくなってしまい、
派遣切り、解雇、採用活動を控えるなど
労働者の収入も減っていきます。

そんな不景気の悪い状況を改善しよう!と出てくるのが政府の役割です。
不景気対策の政策として
・税金の徴収
・債権の発行
などを行います。

政府が対策を行うと、お金が動くようになります。
政府が公共事業などを行う
 ↓
企業は収入が増える
お金あるので雇用増やす、新事業行う
 ↓
労働者の給料上がる
 ↓
商品購入増える…

と、だんだん景気が回復していきます。

今回の10万円給付も政策の1つですね。
貰った10万円を国民1億2千万人全員が使えば
それだけの商品が購入されます。

儲かった企業が、
雇用を増やしたり、新事業を増やしたりします。

労働者にお金が入り、
新たに商品を購入して…
景気が安定してきます。

生活支援と経済回復のための、10万円給付です。

今回の10万円、
生活費に使ったり、応援したい店や地域で買い物したり、頑張ってる人に寄付をしたり、欲しかったものを買ったり、貯金をしたり…
使い方はいろいろあります。

一番よくないのはタンス預金です!お金が動かず、景気は回復しません。

一人一人のお金の使い方で景気が変わります。
あなたにとっても、日本にとってもよい使い方をしてください。

お金は使うことで、巡り自分に還ってきます。
「金は天下の回りもの」とは、経済の流れを言い表したものなんですね。

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