イヤでも自分のナカに入ってきて消化しきれないこの感情を言語化するなら “執着心”

話しよーよ、私。
いいよ。なんつって。

わたしずっと私と話したいと思っていたけれど、密になるのもましてや不特定多数と親密になるのもダメダメな世の中で、私はずっと誰にも何にも親密になれずに、いた。だから久しぶりのお喋り。久しぶり私「元気にしてた?」

話をしたいと思うのは爺というセクシーな声をしている男性の、ことである。先週のバレンタインにチョコレート代わりの「揚げ銀杏」を、受け取ってくれたは良いものの、何を貰ったかもすっっっかり忘れている、そういうジイがいて、私は、でも見るたびに『いいな』と思っている。仕方ない。だって耳に入る周波数はどう/しよう/も/ない(負けたよバーカ)
午前0時を過ぎた2人きりの乾杯。そういう想いぜんぶが「無駄」だと、言われたわけではないけどそれに近似したことを言われた<<でもやっと私にむかって何かしらを。言ってくれて。ジイ愛想ないから話したことなんて殆どなく。<<<ちょうちょう嬉しい>>>っていう>思いはあるものの>深夜のスナックで猛烈に求愛されることもなく(そりゃそうだ)、今日はす→→ →ごく色んな感情をひっくるめて


嬉しい。\はい負けた/
だって初めて2人きりになれたんだもの。※ただし河を渡るのはパス。ファンもずいぶん多そうだし。


だってだって「ね」ずっと憧れているし恋情ではなくてもそれに近い何かしらの特異な思いが。自身から発露した整理不可能な(※この一文書いて書いてはちょー消した)執着心が。あるの。『だって好きだ嫌いだ言う前に。イヤでも自分のナカに入ってきて消化しきれないこの感情を言語化するなら “執 着 心”』


すーーごーーーーーい有意義だったな今日は。だってそのジイの、奥様への恋心しか聞いてないから。私だって、色んなものを、愛しているさ? でも、だからって、じょせい(私?)を口説くのと同時並行的に奥様との経緯を語るのは「うーん」「背負いたくないってことでしょ色んなことがあるにせよ無いにせよ」「ですよね」。俺とやったら超気持ちいいよ大きいしモネを絶対満足させるって、そんな美声でそんなしょうもないことゆーなよいつも「俺はもうジジイだ」と言うくせに。小学生かよ。

私だって。私だって彼氏さんが大切で、次の生まれ変わり=来世でも一緒にいることが決まっている。ばーか/こういうのはね/約束したもん勝ちなんだ/よ」

でも、ジイがそういう放蕩(未遂?を尽くしていても奥様との絆が確固として揺らがない事を『ていうかズルくて、ずっと分からないフリをしている』から、スナックを帰る寸前に「今日はいい話が聞けたね」って言うママの感想が分からないフリをして「せっっかくジイと初めて2人きりになれたのになんにも実りある話ができなかった」って返す。まだ若いからだろって笑われて、そういう役回りを赦されて『モネは↑モネは↑しあわせになる。だって私まだ若い=余白があるって思われてるとゆうことだから。見た目よりも脳味噌の隙間があることが/そう思われていることが/嬉。のびびやかに成長したい。

私は「今日の話を聞いてね」どんなこと思ったか、私の彼氏さん、一生の一生私と別れることがないくらい私を愛してしまった彼氏さんの話とか、したいと思ったけど/だってジイが「30年一緒にいるけどあいつは俺のことが好きなんだ」っていう、その話に、言いたいことだってある訳だよわたしだってSSSSOUDAAAって。そういう奇跡、私だって持ってるよって。

でも、そういうのは、あまり良くない。分からないフリが赦されるならいつまでも/とまでは言わないけれど赦されるその限りは/分からないままでいたいよ。

「色んなことが…あっ…た…の?」ありがとうOK。でも、何があったかは全部秘めておく。だって、ずっと憧れていた人だから。私は、それが『SEXしたい』のかそういう『肉欲』なのか? 分からない、訳じゃないよ? でもそういう全ての解析をサボって接近して近づいて時を重ねて白黒つけないで逃げていたじぶんの「小狡さ」ああ今この瞬間のこの感情。大事な<自分だけ>のものになるの。

言葉で説明するたびに脳内は言葉語で希釈されて→感情が言語で記号化されて→共有される。分かり合える。言葉で説明するたびにそうやって。『私も感動しました』? 嘘だ。私は私の感動が誰にも伝わらなくていい。

私がジイをどう思っていたか、ジイも言っていたけれど「話そうと思えば何だって三十文字以内にまとめることはいつだって出来る」そうジイは文章が上手いんだ。頭もキレる。それも好きなポイント)でもそれを、希釈された言葉語を聞きたい訳じゃない。


そういう、分かること、だけじゃないことを欲しているから「ジイのこえのらじおが欲しい「しっ」不思議な曖昧さで今日も氷抜きのウーロンハイを飲んでいるのでありました。\乾杯/


聞いてくれてありがとうね、私。
そんじゃーまたね。ばいばいきん。


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