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あ、社会人1年目がおわる

金曜日の夜に最寄駅で飲むというわるい癖を覚えてしまった。

なにがいいって、終電を気にしなくていいのだ。

思う存分ぐだぐだしても、誰も困りゃしない。最高。

あと、シンプルに学生のときよりお金がある。

追加で頼むお酒の1杯や2杯。

もうお会計前に合計金額をカウントする癖もなくなった。

「自分、思ったより自由なんだな」

そんなことを考えていた。


そろそろ、社会人1年目も終わりである。


「こんな美味しいお酒ないです」

「自分、お酒にならいくらでも払えます」

趣味ないし。

週末はひきこもりだし。

お金、たまってるんですよね。

そう言いながら、だけど少し切なかった。


自分の酒にお金が払えるようになった以外、

わたしは一体この一年で

なにができるようになったんだろうか。


わたしの働いてる会社は、いい会社だ。

ほんとうに、アホみたいにいい会社なのだ。

チームメンバーもめちゃくちゃ優秀で、やさしい。

だから、ときどきしんどい。

自分ができないことは、そのまま自分に返ってくるから。

わたしがたくさんの「本番」から逃げてきたことも、自分よがりに仕事していたことも、全部ばれてる。

だから、金曜日に自分が飲んだものに責任とるくらいにしか、今のわたしには自由がない。


まあ、また金曜日に飲んじゃうんですけど。


もっと力をつけから飲む一杯は、

不安を溶かすように飲む今のお酒より

もっと美味しいんだろうな。

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