お肉の瓶詰作りました。
先日岐阜の山奥で一人暮らしをしている叔母と電話で話していて
野菜は近所の人やお友達からどっさり貰うからいいけど
今年は積雪が多くて気軽に町まで買い出しに行く事が出来ないから
タンパク質の確保が難しいと聞きました。
それに1日に2度、3度雪かきするとヘトヘトになって
夕食に何も作る気がしないとも。
確かに田舎で(特に冬が厳しい場所)暮らすには
保存食が必要不可欠です。
長野に住んでいた頃、ご近所に住む地元民のYさんが
ありとあらゆる保存食を振る舞ってくれて
その多彩さに驚いた事を思い出しました。
叔母のタンパク質不足を簡単に補う方法は無いかなぁと思っていたところ
動画サイトで海外の方がお肉の瓶詰を沢山作っているのを知りました。
塩とスパイスを効かせ玉ねぎ等と一緒に瓶詰めされているので
温めればポトフとしてそのまま食べられる優れものです。
つくり方は煮沸処理した瓶に味付けした生肉を直接入れ
5~6時間の湯煎で加熱+脱気するという極めてシンプルな方法です。
保存期間は驚異の12か月。
冷蔵庫ではなく冷暗所で保存できるとの事。
マンションサイズの冷蔵庫を使用している我が家にもマッチしますし
とてもエコな保存方法が素敵です。
これは試してみなくっちゃ!!
個人的には5~6時間湯煎するのがハードル高いですし
生肉をそのまま湯煎するやり方が
なんとなく(万が一半生だったら)イヤなので
少し手間が増えるけど
煮沸処理した瓶→調理済みのお肉を瓶詰め→湯煎で脱気する方法に変更し
早速試作です。
今回の中身は業務スーパーで前から気になって居た
国産鶏むね肉2㎏と国産手羽先1㎏を使いました。
使用した瓶はホームセンターで購入した安価な保存用の瓶です。
高さ約18cm口径7.7cmの容量1Lのサイズ。
調理は簡単でほったらかしに出来る事を重視して
塩コショウで味付けした鶏肉にひたひたのお水とオリーブオイルを注いで
150度のオーブンで1時間半。
※むね肉はあらかじめ瓶詰めしやすいように半分にカットしました。
シンプルな味付けにしておくことでカレー・甘辛煮にアレンジできます。
出来上がった瓶詰は胸肉2本、手羽先2本の合計4本。
冷蔵庫に入れず北側の玄関ホールで保存してみます。
試作の感想は 瓶の煮沸と脱気が少し面倒なのと火傷の恐れがあるので
それさえ注意深くすればあとはとても簡単です。
2枚のむね肉はついでにオーブンで醤油煮にして
当日の夕食にしたので予想よりも
出来上がりの本数が少なくなってしまいました。
今回使用した瓶は容量が多く沢山お肉が詰められたのですが
一人暮らしの叔母には小分けした方がより使い勝手が良さそうです。
広口瓶の方が洗いやすいし瓶詰めしやすいと感じました。
1か月後に試食してみて大丈夫&美味しかったら
魚や豚の塊肉でも作ってみたいです。