【デュエマ】今日は《ビトレイヤル・ドラグーン》を語ろう【カード紹介】
さて、今日語るカードはこのカードだ。
このクリーチャーは、小学生当時の僕にとって非常に強力な1枚だった。
どんなカード? と思ったあなた。
まずは効果を見ていただこう。
闇文明、ティラノ・ドレイク。
6コストのパワー1000。
効果は『Sトリガー』で、『このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手は自分自身の光または自然のクリーチャーを1体選び、破壊する。』
というもの。
さて、この効果を見た皆様。
別にそんな強くなくない?
と思われたのではないでしょうか。
では皆さん。上にスクロールしてサムネイル画像を見てほしい。
そして想像してみてほしい。
あなたの小学生時代、このカードに出会ってしまったら?
ナニか感じた方、きっと同類です。
・目覚め
初めてこのクリーチャーを知ったのは、『D・Mファイター焔』である。
足立たかふみ氏による、デュエルマスターズのクリーチャー世界を舞台にした漫画だ。
当時仲の良かった友人の家で漫画を借りた際、たまたまこのクリーチャーがフィーチャーされた回を読んだ。
読んでしまった。
足立たかふみ氏の手によるカードイラストよりもデフォルメされ愛らしく描かれたこのクリーチャーは、刺さった。
ストーリーはもう覚えてないが、たしか結構ヒロインな扱いを受けていた気がする。
それらの要素全てが複合し、当時の僕にはしばらく頭から離れない存在となっていたのである。
・狂わされた性癖
このクリーチャーのデザインは、小学生には刺激が強すぎた。
衣服のない裸体に近い姿でありながら、つるっと滑らかな表皮。そして艶やかなテカリ。僅かに膨らんだ胸。お腹周りの模様。くびれた腰。ほぼほぼ人のような体系でありがなら、明らかに人外な手足や、ちょっとモフモフしてそうなところもヤバい。
カードはまだクリーチャー然とした顔つきだが、これも漫画版は目が大きく瞳も描かれており、それが非常にかわいらしかった。
この二つのデザインの印象が相まって、今なお忘れられないクリーチャーの一体となっている。
人外、ケモ属性、貧体系、尻、尻尾。
あらゆる癖が詰め込まれた一枚。むっつりスケベ純真だった小学生の新たな扉を開くには、充分な一枚だったといえるだろう。
・今なお、デュエルマスターズは子供たちを狂わせる
自分は人生の大半をカードゲームと共に過ごしてきた。
それは、あらゆる面で自分を形作ってきた。良くも悪くも。
とくに性癖。
純粋にゲームを楽しみ、カッコいいカードを集めている中で、不意打ちでこのようなカードが混ざってくるのだから、狂わされてしまうの無理はないだろう。
そういった点で言うと、現代のデュエルマスターズは、クリーチャーの女体化に力を入れている。
『金トレジャー』。
豪華イラストレーター陣の手によって、環境でも使われる強力カードたちが女体化されるのである。
確立こそ低いものの、パックを開けてたまたま出てしまえば、きっと小学生の脳裏に刻まれることは間違いないだろう。
子供たちの明日はどっちだ。