アルテマ・攻略wiki「キャラ評価」の見方【ラスピリ(ラストピリオド)】

2020/11/11時点の話です。
まとめだけでも内容はわかります。目次からどうぞ。

はじめに

ラスピリ唯一の稼働中攻略サイト、アルテマ・ラスピリ攻略wikiの「キャラ評価」の点数が全体に大幅に更新されました( "ユニット" じゃなくて "キャラ" なんですねー。本稿では "ユニット" を使います)。あまりに大きく変わったので、サイトに不具合が生じたのかと思ったくらいです。9月・10月実装キャラの評価点が中々つかないと思ったら、裏でこの準備をしていたんですね。

筆者の正直な感想としては、以前の採点基準の方がわかりやすかったかな、と思っています。しかし、アルテマの編集者さんとしてはおそらく「☆5は大体どれも90点以上で強弱がわかりにくい」みたいな声に答えて頑張ってくださったのでしょう。大変な作業だったと思います。

さて、新しい採点基準がどこかに示されていれば良かったのですが、残念ながら今のところ見当たらないので、ユーザーの側で「何点だったらこのくらいの位置づけか」というのを新たに読み解く必要があります。本稿ではその辺りを書いていきます。

(1)以前の採点基準

以前の「キャラ評価」では(私見ですが)だいたい以下のような感じでした。

98~99点 現環境を支配しているユニット 
96~97点 特に強く、環境に噛み合っているユニット。この点数帯まで「人権ユニット」と呼ばれうる
- - - 「当たりキャラ」の壁(96点以上はほぼ限定ユニ)- - - 
94~95点 この点数帯までレイドやマルチでよく見かける。各属性の強めのユニットや、特定状況で特に強いユニット
92~93点 94点以上のユニットが揃っていればあまり採用されないユニット。型落ちのジャマー・サポーターや、脆すぎるアタッカーなど
91点以下 現環境では(アリーナ以外では)ほぼ使われないユニット

レイド・高難易度マルチで強いユニットが高評価で、アリーナ・ギルバト・通常マルチで強いユニットはあまり評価されない傾向です。直近のピアプロコラボだと、レイドと通常マルチで活躍できそうなミクは96点、レイドと高難易度で活躍できそうなリンレンは97点、ギルバトや通常マルチで強いルカは94点でした。

つまり、以前の「キャラ評価」では☆5キャラに関して実質10段階評価だったということです。これはこれで分かりやすかったのですが、100点満点の意味はあまりありませんでした。また、明らかに古いキャラが高い評価点を維持したままという問題もありました。

(2)新しい採点基準

新しい採点基準では、星5ユニットの評価点は99点~58点に広く分布しています。以前は99~90の間にほぼ収まっていたことを考えると。約4倍の細かさで採点しているということになります(実際はそこまでではありません)。

【99~75点】

各点数帯の主なユニットを上から見ていくと、次のようになっています。

――――――――――旧99点相当
99点 約束のハル、深淵のサタナ
95点 獄蝶のジン
85点 ラビュリントス
――――――――――旧98点相当
83点 和服ワルキューレ、ピンクパール、ブリューゲル
82点 転聖者カンパネルラ、カマイ、ツリーオブライフ
81点 No.09、キョンシーシスターズ、ブライダルバルザック
――――――――――旧97点相当
80点 フェアリーバウム、ハロウィンオニキス&オパール
79点 ちょこ、ウルフアストレア、トレーク、フラウ&マオルフ、天照アストレア浴衣アルデア、鏡音リン&鏡音レン
――――――――――旧96点相当
78点 ユウ
77点 ネロ、水着リペア、リベリオ、常夜のイオナ、聖夜ティピカ、和服ルーイ、巡音ルカ
76点 イオナ、ゼロ、初音ミク
――――――――――旧95点相当
75点 御坂美琴、浴衣ネロ、バレンタインクロエ、ダイヤ×マイメロディ、水着ラオ、ハロウィンエーリカ、
74点 アルカネ、アリシアハルシュト
――――――――――

イレギュラーの影響力を重く見て、イレギュラーとその他で点数をまったく分けているのがわかります。以前は99点だったラビュリントスが85点になっているので、イレギュラー以外のユニットでは85点が実質最高点と見て良いでしょう。

旧基準と照らし合わせると、新しい基準で76点以上獲得しているユニットはいわゆる「当たりユニット」だと評価されたことになります。評価の解像度は99~96点が85~76点になったので、旧基準の2.5倍です。

太字になっているのは旧基準より評価が相対的に上がったと思われるユニットです。レイドで活躍しているユニットや、マルチでの開幕スキルが可能なユニットの評価が上がっています。逆にレイド向きではなく、他に強力な選択肢が現れたネロやアルカネは相対的に評価を下げています。

【73~58点】

次に73点以下の主なユニットを見ていきます。ここからは旧基準との比較が難しいので、相当する旧基準での点数は細かく示しません。

――――――――――旧94点相当以下
73点 イル、アレーティア、ルルナ、アリス・エンドロール、バニーガールアフェロラ、ベルダ、テオニア
72点 悪魔ほむら、聖夜オラクル、モエギ・ムラクモ、ホワイトデーアルタイル、ヘスティア、ユミル
71点 ミザル、和服ハスキール、白井黒子、ナルカ
70点 チェルシー、ムゥ、アスティル、シエル
69点 メルディア、グリルバウツァー、アルタイル
68点 セレアス、剣聖ネロ、聖夜イル
67点 ワルキューレブラックパール、エメラルド
66点 ルーイ、ウーリュー
65点 カルヴィナ
64点 アストレア・アンセム
62点 バルザック

太字になっているのは、先程とは反対に旧基準より相対的評価の下がったユニットです。特に注目するべきなのはモエギ・ムラクモで、大抵のピリオドのレイド用パーティではレギュラーの筈ですが大幅に評価を下げました。他の太字ユニットもそうですが、レイド用理想編成を組んだ時にパーティの6枠から外れてしまうと判断されたユニットはたとえ強くても評価が下がるようです。

「キャラ評価」を参照する主な理由の一つに「育成の優先順位を決める」ことがあるはずなので、これは最終的な6枠に入らないユニットにリソースを割かないよう誘導する優しさでしょうか。一方で、絶対的には明らかに強いユニットが埋もれてしまうという欠点もありそうです。

その他、ピンチパワー系のユニットがガッツリ評価を下げられていたり、アリーナで活躍しているユニットは相変わらず評価されていないことがわかります。

まとめ

アルテマ・ラスピリ攻略wikiの「キャラ評価」新基準は次のように読み解けます。

[1] 85点が実質最高点
[2] 76点以上がいわゆる「当たりユニット」
[3] レイドで強いユニットが特に高得点
[4] レイド用パーティの理想編成6枠から漏れるユニットはマイナス評価

初心者の方が育成するユニットを決める際には、[4]に気をつけましょう。

ここまでお読みくださって有難うございました。

【追記】評価基準が公開されました

筆者は本日(11月14日)に気づいたのですが、最終更新日時が12日になっているので、2日前には掲示されていたようですね。

以下、11月14日現在に掲示されている内容を引用します。

キャラ評価変更のおしらせ
2020/11/10(火)よりキャラ評価の修正を行いました。
下記項目を改めて点数化し独自に計算したものを評価点として
記載しております。
今後も評価点数につきましては随時調整を続ける予定です。
・レアリティ
・各所持アビリティ
・能力解放ボードで開放できるアビリティ
・LSとスキルの火力、バフデバフ効果、状態異常付与効果
▼詳細はこちら(タップで開閉)
・レアリティ
 星5>星4>星3で評価
・各所持アビリティ
 ●火力スキル
 クリティカルマスター、ブレイク、アサルト、フル系など
 ●守備スキル
 ガッツ、リバイブ、ミニガッツなど
 ●その他
 状態異常付与、強力な固有アビ、スタンバイ、ギフト系
 を重点的に評価
・能力解放ボードで開放できるアビリティ
 ●火力スキル
 クリティカルマスター、ブレイク、アサルトなど
 ●守備スキル
 ガッツ、リバイブなど
 ●その他
 状態異常付与、低下系デバフ付与など
 を重点的に評価
・LSとスキルの火力、バフデバフ効果、状態異常付与効果
・火力ダメージ
・味方に対する攻撃バフなどの効果
・必要SP
・オーバーヒール持ち
・状態異常やデバフ付与

内容を読んでみると、具体的な点数の指標(○○点あったら強い、のようなもの)はありませんが、アルテマの評価者さんが「この能力を持っていたら強い」と判断するアビリティ、またその他の基準(LS、レアリティなど)が記されています。

いまのラスピリの環境下で多くのプレイヤーが「強い」と思っている能力を評価していると言えそうな内容です。また、「など」という言葉で濁されてはいますが、基本的にピンチ系のアビリティや、ラピッド系アビリティ・状態異常耐性・ヘイトアップなどアリーナで強いアビリティは評価点に繋がらないようです。レイド6枠外でのマイナス評価については書かれていませんでした。

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