ラスピリのおもいで

ラスピリが終わるので、そのおもいでを。

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最後の「ぴりこ おん すてーじ」が終わってしまった。

実は1年半前にスマホとの相性の問題でログインできなくなってしまってから、ラスピリはやっていなかった。だから、サービス終了と聞いて少し後ろめたく感じた。

ラスピリに最初に触ったのは確かアーベントが実装された3年前の今頃だったと思う。でもその頃のラスピリは既に円熟期で、新規プレイヤーが通常イベントから始めるのはハードルが高かった。ちゃんと始めたのはその次の周年イベントからだ。

つまり、僕にとってラスピリの入り口は『冬来たりても春遠し』と『百鬼夜虹のお祭り騒ぎ』で、僕にとってのラスピリは「ハルちょこ」と「アベソレ」だったということだ。ハルちょこは幸せになれ。アベソレはそのままの距離感を最期の直前まで保て。

そして、人とのコミュニケーションを取るツールでもあった。20年の6月頃は僕にとって辛い時期で、ギルドでの僅かな雑談が心を現実に繋いでくれていた。だから、ラスピリは僕の中で何となく大切な位置にある。

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ラスピリはちょっと絵のクオリティが高すぎて(婉曲表現)人には勧めにくいところのあるゲームだけれど、ストーリーが本当に良かった。

イベントストーリーは大体なにかの普遍的なテーマがあって、それは直接的、あるいは比喩的に提示され、登場人物たちは同様にそれぞれの答えを示す。僕はそういうゲームがとても好きだ。

少しでも盛り上がってほしくてnoteに幾つか攻略記事を上げたりもした。何人か読んでくれた人もいるようだったけれど、ああした内容よりもイベントストーリーの感想を記事にすれば良かったかもしれない。最後の放送でプロデューサー氏が語っていたように。

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何というか、僕にとってのラスピリの特別さはあまり言語化出来ないものだったようで、思い出らしい思い出は書けなかった。

そういえば、リセマラは「基点のイオナ」だったらしい。いつ見てもすごい格好をしている。

最初のスクショ

もう最後が決まっているゲームをこうして再開するのは初めてのことで、買い切りのゲームをやる時に近い不思議な感覚がある。いつか買い切りでオフライン版のラスピリが出たりしないだろうか。

ラスピリにはまだ幾つかの物語が残っている。それについてはまた何か書ければ良いと思う。まだ見ていないストーリーについても、今更ながら感想を書いていくかもしれない。

終わりまでまだ少しあるけれど、ありがとうラスピリ。


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