中堅ギルド視点からのギルドレイド新仕様についての雑感【ラスピリ(ラストピリオド)】

上位ギルドと中堅ギルドでは見えている景色がかなり違いそうなので、この記事では中堅ギルドのギルド員からみた、今回のギルドレイド新仕様について書いていきます。

(1) 結論

筆者は今回のギルドレイド新仕様は中堅以下のギルドと上位ギルドの差が一層ひらく変更になると考えています。二者の壁がこれまで以上に高く聳えて見えるようになるため、ガチプレイヤーと、ゆるプレイヤーとの二極化が進むのではないでしょうか。

(2) 中堅ギルドでかつて起こっていたこと

ここでは中堅ギルドを「ギルドレイドで100位以下のギルド」とします。「多人数精鋭ギルド」でない場合、100位程度が限界だからです。中堅ギルドの下限についてはここでは問いません。

中堅ギルドのレイドでは、これまでのレイドで次のようなことが起こっていたはずです。

(A) 多人数だが統率の取れていないギルド(烏合の衆ギルド)
各人が思い思いの得意属性を叩き、苦手属性の敵が残る。残飯処理ばかりする損な役回りになる人が出てくる。

(B) 少人数精鋭ギルド
アクティブ人数が少ないのでどうしても点数が伸び悩むが、高倍率の敵を全員で叩いて人数の差を埋めようとする。

これが仕様変更でどう変化するかが問題です。

(3) 中堅ギルドでこれからで起こりそうなこと

順当に考えれば次のようなことが起きるでしょう。

(A) 多人数だが統率の取れていないギルド
敵HPの増加が13周目以降も2段階用意されることによって、後半の苦手属性敵が一層残りやすくなる。元々、こうしたギルドは前半の点数に比べて後半の点数の伸びが悪くなりがちだったが、その傾向が一層強まる。

(B)少人数精鋭のギルド
倍率差がなくなるので、人数の差を統率力で埋めることが出来なくなる。人数を増やさなければならないが、少人数精鋭のギルドはだいたい理由があってその形態なので、ほぼ手詰まり。

(4) 中堅ギルドのこれから

少人数精鋭のギルドは唯一の戦いどころを奪われて苦しい戦いを強いられそうです。一方、多人数のギルドでは「誰も叩きたくない敵」がこれまで以上に居残ることになるので、ギスギスが加速しそうです。また、どちらのタイプも上位との点差が一層ひらく筈です。総じて、中堅ギルドの各プレイヤーのモチベーションにマイナスの影響がありそうです。

ただし、これまでゲーム内外での交流を最小限にしたいがために中堅ギルドに甘んじていた戦力の高いプレイヤーにとっては転機かもしれません。同じ敵を同時に殴ることの優位性が激減するので、コミュニケーションを前提しない上位ギルドへの移籍が容易になるだろうからです。

(5) 今後のギルドレイドに望むこと

多人数が有利なのは当たり前のことなのですが、人数の壁が揺るがせないものとしてはっきり見えてしまうことで、変わるものがあるんじゃないかと筆者は考えています。また、烏合の衆ギルドでの「誰も叩かない属性が居残ってギスギス問題」は結構深刻です。

開催期間の短縮については歓迎します。ラスピリはゆるくプレイできるのが魅力だと思っているので、7日間の拘束時間は個人的に長く感じていました。ただ、これ以上短くなるとイベントとしての存在感が薄れそうです。

もし、ギルドレイドの仕様変更が再びあるなら、そのときは中堅以下のギルドで遊んでいるプレイヤーの環境についても考慮した内容にしてほしいところです。

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