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ふたつめのおやつ。    16

おやつの愉しみは方法も種類も開拓すれば増えてくる。
自分がコレ!と思うようなものに運命だったり斜陽を感じたり様々。

写真にあるのは、揚子江の豚まん。


出会いは太宰府天満宮の参道から横に少しずれたところで
大きなセイロで蒸して売っていたのを発見したことから。

おじさんが今日は忙しくてね、大変だったんだよとか
ブツブツ言いながら手渡してくれる。

もうしばらく行ってないから、どうなのかな。元気なんだろうか。

北九州にある本店や、西新にもお店はあったけど
機械蒸しで 本気だしてセイロで蒸すおじさんは最強。
ここ以上に美味しいところあるのかな。

東京からの知人が天満宮を参拝するというので
紹介したら会った時には、両手に積まれた揚子江の箱をぶら下げていた。
良かった、教えたの正解だったなっと嬉しかった。


豚まんは昔、身近に551があった。
いつからか皮が分厚くなり、餡は美味しいのにバランスが悪くて
買おうという気がしなくなった。

長崎の桃太呂も好きだった。
小さい裏路地みたいな お世辞にも綺麗なお店ではなかったけど
ちっちゃくて皮が薄くて安くて。

こんな美味しいの、こんな安くていいの⁉️と嬉しくて店先で思わず
小躍りしてしまった恥ずかしい思い出がある。

次も是非!と思い
友達に美味しいから!と手を引き行くと
お店が立派になっていた。

もしかしたら 様子が違うかもしれん、と思ったら
その かもしれんは当たっていた。

今では駅の土産に姿美しく箱に入り並んでいる、桃太呂。
あの時の私は駄菓子屋の袋みたいなのに詰めて持ち帰った。

何が正解なんだろう。

お店を維持する為の方法として派手に宣伝をし見映え良くして集客を図る。
美味しさと見映えにかける天秤の均衡が崩れても支持されるという
図式が成り立っているから、こうなってしまうのか。

P &G だったかアメリカの企業の話に
販売戦略としてバンバン宣伝をすればするほど売れるんじゃー。
と、広告するのとしないとの数値の違いを叩き出し
そう豪語していた。


広告打つのはタダじゃない。
なら何を削るのか。
それとも金額を上げるのか。


私は、純粋に 
あの時の美味しさを知ってもらう事が出来ない残念さしかない。


ここまでメジャーになったんだから広告や箱を削って
復刻版、出しもいいんじゃね?
消費者が、どっちを選択するか それからでもいいじゃないか。

本気でそう思う。

今日は昭和20年代のレシピでーす♪とか。包みも紙でいい。
箱とかナシ。要るんなら家からタッパー持って行けばいい。

あぁ、長くなった。思い出を語ると長くなる年頃。


多分、ここまで もう読んでいる人はいないと思われ。
こうしてる自分がくたびれてきてるし。

メインが以下 数行で端折る。ゴハンだし。

家では、写真の豚まんをレンジでチンしていただく。
ミニがおすすめ。
大きいのよりも仕上がりにハズレがない。
量が少ないなら食べている間に次のチンをすればいい♪

今では、この揚子江と三年ほど食べてないけど神戸の皇蘭が好き。
老祥記押しが多いけど残念ながら縁が無くて手にさえしてない。

今が一番、美味しい時期。
竈門さんの帰りに揚子江と梅ヶ枝。

なかなか、いいルート♪

いいなぁ。ほんと 行きたい。

おわり。



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