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5月。〈想〉

–保健室
外ではまだ体育祭の賑わいが聞こえる
隣には入学式の日 桜の木の下で話した女の子
小松 楓子さん。クラスも一緒だった。

さっきの障害物競走で
足 怪我してしまった…あの様子だと
捻挫かな?
「あのさ。誰か迎えに来られる?
病院行った方がいいかも。」と聞いてみた。

「ん~どうかな。あ~やっぱり
ちょうど今の時間混んでるからムリかも…」と

何やら背筋伸ばして窓の外を見てる…?
…彼女の視線の先には

コンビニ ……。よく買いに行く コンビ…二。

!!!!!(ガタッ

「♯★♪♯☆\厂〃●ぬぁ"!小松さんちって
もしかしてあのコンビニ?!」


僕の慌てっぷりにビックリしたのか
キョトン顔の彼女が

「うん。…そう」と頷く


「あ~やっと解決したわ!小松さんと入学式の日にあの桜の木の下で話した時から…なんか初めてじゃない感覚があって!それが何か思い出せないまま今日まで過ごしてたんだ!あ~そっかそっか あのコンビニで出会ってたんだね!ね!僕ら。」


「ふっ…あはは 金沢君 めちゃ早口でびっくりしたぁ~!そうです♡思い出してくれてありがとう!」

彼女の眩しい笑顔の後ろで
保健室のカーテンが風で膨らむ…


「…好きです」

彼女の笑顔と風の後押しに乗せて
告白していた。
この笑顔守りたいって思った。

「はい。私も…好きです♡」


こうして僕ら2人の物語が始まった。。。

                                                                〈想 終〉

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