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オータムリーブス

ジャズの定番曲(スタンダード)に、Autumn leavesがあります。僕がこの曲に出会ったのは、学生時代に先輩から借りたアルバム。肖像画のような雰囲気が印象的なジャケットのものでした。

秋といえば、紅葉。紅葉を遠くから眺めるのも、なんとなく心が落ち着きますが、近くで赤々とした葉を見るのもいいものです。紅葉したら、それが落ち葉になります。落ち葉もまた綺麗です。

幼い頃、紅葉狩りと聞いて、フルーツ狩りように収穫するイメージが先行して、落ち葉拾いのようなものだと思っていました。実際に、紅葉狩りに行ったときには、拾っている人はおらず・・。袋いっぱいにして帰るイメージでした(笑)

そういえば、子どもの頃は、落ち葉を集めた焚き火を眺めたり、落ち葉を紙吹雪のようにして浴びていました。大人になって、そんな機会も無くなった・・と思っていたら、カミーノさんが童心に帰って、大人憧れの落ち葉のシャワーをされていました。

楽しそう・・大人一人でってのは度胸というか、割り切りというか、好奇心のなせる業のような気がします。でも、子どもと一緒に今度落ち葉を浴びに行きたいなぁと強く思う読み終わりでした。


稲城のお隣にある、府中市の公園ではこの時期になると「落ち葉プール」が登場します。この落ち葉プール・・本当にプール。

僕が目撃したのは、まだ落ち葉もない時期だったけれど、プールとして準備されていた枠の高さは50センチ近くありました。幅も10メートル以上あったような。

昨年は、色々な状況もあってプールは現れなかったけれど、あの枠いっぱいに落ち葉が集まっているのだと思うと、ちょっと見てみたい、いや入ってみたい気持ちです。浴びるだけでなく、倒れ込むことも、泳ぐことだってできそうです。

きっと落ち葉を浴びることなんて、滅多にできないだろうから。だからこそやろう、とカミーノさんは楽しんでいました。


落ち葉を踏みしめて歩く音とか、足の裏の感覚とか、それも思い出したので書いておきます。落ち葉を踏みしめて歩く森・・森といっても、都会の真ん中にあるのです。調べてみたら、とても堅い名前が付いていました。

国立科学博物館付属自然教育園

そこにあった「あぶらちゃん」という木の名前が衝撃的で忘れられない。生木でも火がつき易いのだとか。

落ち葉だらけの園内を、シャクシャクと音を立てながら歩きました。ふわりとした足元の感覚も楽しかったし、たくさんの落ち葉があるのに木には葉っぱも残っていて(常緑樹もあった)、自然の強さを感じた場所でもありました。

隣接する庭園美術館と一緒に巡ったこともあり、豊かな時間でした・・。

この時期、たくさん落ちてくる葉っぱ・・いつの間にか姿が見えなくなる(誰かが掃除してくれている)ので、つい忘れがちですが、今しか楽しめない自然で遊ぶことは、子どもだけでなく大人にも必要なのかも・・なんて思いました。


#落ち葉 #遊び  

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