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家族と手のひらの構成

「これはぁ、んーと、バブのゆび!」

小さな手を広げて、もう片方の手で小指を指差しながら言っていました。我が家の3歳児の語彙には驚かされます。赤ちゃんをバブと呼んでいるのは妻だったけれど、いつしか子どもたちにもバブは踏襲されてようです(笑)

じゃあ、こっちは?

「おとーさんゆびでしょー」

そうそう。普段、パパと呼ばれているけれど、指の名前は”お父さん”になるのです。個人的にも、パパと呼ばないで「お父さん」と呼んでほしいのですが、まだ難しそうです。

「おとーさんゆびの、となりは、おかあさんゆびね。」

親指というときの親って、父親だけじゃないのでは・・と考えてしまいました。指の名称があって、愛称があって、子どもの頃は覚えることが多いなぁなんて思っていたような・・。

「まんなかって、おにーさんゆびだけど、うちはいないよね。」

確かに。我が家には、”お兄さん”はいません。お姉さんが二人、そしてバブという兄弟構成。5本の指を家族に例えて呼ぶときに、自分の家族と重ねて、少し違っていたら気になるかも知れません。

ちなみに僕自身は3人兄弟で、僕妹弟という順番だったので、指の順番通りだったこともあり、違和感がありませんでした。

3歳児からしたら、自分もお姉ちゃんになるわけで、お姉ちゃん指が2本ないと我が家の構成にならないのです。

「おおきいおねーちゃんゆび、ちいさいおねーちゃんゆび」

なるほど「おねーちゃんゆび」にさらに区別をつける呼び名をつけたのでした。日本特有の習慣なのでしょうね。

僕が子どもの頃は、親か赤ちゃんでないと、指の一本にもなれないのか、と思っていました。昔は兄弟も多かっただろうし、お兄ちゃんやお姉ちゃんが複数いたはず。今では5人家族の方が珍しいのかもしれません。

5人家族になって、指の説明が簡単になるかと思いきや、ややこしくなった話。


#5人家族  




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