自治体note

このところ、地方自治体がnoteを始めています。

いままでの傾向からすれば、Twitterやfacebookのように全国的に広がることは必至だと思っています。いま「消滅危機」なんて恐ろしい単語が語られている自治体運営にあたって、イメージ戦略というか、見えないものを言語化して伝えることは、とても重要になってきていると思います。

その点、noteは読むことを大切にしている場所なので、自身のアピールのほか横に展開出来たり、思わぬつながり(それも結構強めなヤツ)が期待できるのではないかと、ぼんやりと思っています。

神戸市の経済政策課のnote。もともと、NOTEと名のつくサイトを作っていたけど全然見られてなくて、同じ趣旨をもつnoteにやってきた、といった来歴だったと思います。複数の職員さんによる執筆で、視点が変わるのは人間味があって好きです。

デザイン、という言葉の意味の抽象度が高めで、今後いろいろなことが書かれるような気がします。神戸で活躍されている方や、地域が発信されることで、noteを読む人が神戸を知る機会が生まれると良いなぁ。神戸は、大震災を契機にして、自治体と市民との協働が上手な印象があります。今後、このnoteがもっと多くの人に広がった時に、パイオニアとして輝いているのではと勝手に期待しています。

つい先日から始まった東京都次世代通信推進課のnote。説明こそ行政的ですが、なかなか表にでない取組をきちんと説明している印象です。実際、noteを書く時間がかなりかかっているなという記事が多くて、職員さんの熱意が感じられます。新しい社会という視点もありつつ、知らぬ間に生活が便利になっている、そんな情報通信の世界を足元で作り、守っている人たちがいることをきちんと伝えるnoteとしても期待するところです。

それまで自治体が発信する方法として、自治体の価値を発信するといった役割を担って、さらにそれを担当する部署が担当していたのがTwitterやfacebookでした。しかし、いまの2つのnoteは、自治体の中の組織である「課」が作っていました。今後、その流れは広がっていくように思います。すると、同じ自治体内でnoteが複数立ち上がることもあり得そうですが、どうなるでしょうか。

広報というよりは、もっと視野を狭めた情報発信という感じなのでしょうか。個人的には、noteの記事を通じて、その自治体そのものだけではなくて、働いている職員の方々の気配も感じられるといいなぁと思います。noteだと実現できるのではないでしょうか。

いつもとちょっと違う感じでお送りしました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました! サポートは、子どもたちのおやつ代に充てます。 これまでの記録などhttps://note.com/monbon/n/nfb1fb73686fd