ダウジングを習う
スピリチュアル的には、ペンデュラムという振り子のような道具を用いた、セラピーや占いの一種。潜在意識を利用して波動やエネルギーを扱うテクニックである。以上はあくまで個人的な認識であるが。
ダウジングについては、昔から興味はあった。中学生の時、「地獄先生ぬ〜べ〜」という漫画でダウジングをテーマにした回を読んだのがきっかけ。漫画では、五円玉に糸を通して作った振り子で簡単な占いをする、という描かれ方をされていたと記憶している。早速、五円玉に糸を通した振り子を作って、色んなことを占ったものだ。その後、大人になり、パワーストーン屋さんでペンデュラムを購入。何度か勉強会にも参加したが、いつしかダウジングのことは忘れ去っていた。
今回、数十年ぶりにダウジングを習おうと思ったのは、「ダウジングで天職が見つかる。」との心の声が聞こえたから。心の声(not頭の声)に従うのは、引き寄せの法則の鉄則。急いでどこかにしまっていたペンデュラムを探し出し、ダウジング講座に申し込んだ。結構なお値段ではあったが、好きなことへの自己投資もお金を引き寄せる一環である。ここで惜しむか惜しまないかが、将来の収入を左右する。
当日は、コロナの影響も懸念して少人数での開催。先生は清潔感ある好青年であった。偏見ではあるが、こういうのは怪しさ満点な薄汚い初老の方が説得力がある。爽やかな美男美女というのは、逆に信用できない気がする…。そんなことを考えながら講義を受けていたが、ダウジングの基本的な知識から応用まで分かりやすく丁寧に教えてくださり、内容の濃いセミナーだった。その中の一つに、エネルギー調整というテクニックがあった。ペンデュラムを使って人や物からネガティブなエネルギーを抜き取り、ポジティブなエネルギーを注入するというもの。飲食物にそれをやると、味や波動が変わるという。家でご飯に試してみたが、いつもより明らかにはるかに甘い。勿論、お米も炊き方もいつも通りなのに。これはきっと本物だ。
講座では2人1組となり、しょうもない悩みや調子の悪いことを言い合って、そのテクニックの練習をした。セラピスト養成講座ではなく初心者コースではあるが、片方がセラピスト役のロールプレイみたいなものだ。ところが、私のパートナー役の方が、お腹が痛いといってトイレに行ってしまい、全く出てこない。1人ポツンとしている私に先生が「じゃあ僕と練習しましょう。」と言ってくれた。そして「何か悩みや気になってることはありますか?調整します。」と。ネットで調べたところ、先生はスピリチュアル界では知る人ぞ知る有名人で、個人セッションではそれなりの謝礼が必要な方だ。受講料の比ではない。
ラッキー!と思って、早速仕事のことを相談。7月になる前に何とか天職を見つけたい!もはや練習のことは忘れてガチ。すると「天職には就けないエネルギーですね。」とのこと。それじゃ困ると動揺する私に、「ネガティブなエネルギーを抜いて、天職に就くエネルギーを注入します。」と言いながらペンデュラムをグルグル回す先生。「これで大丈夫!エネルギーが変わりました。絶対6月中に天職に就けますよ。」
そんなこんなで、あっという間の1日が終わった。ちなみに、家(土地)の悪いエネルギーを浄化するテクニックも習い、会場で自宅のエネルギーを浄化するワークもやった。帰ると気のせいか家がいつもより明るい。空気も澄んでいる気がする。良いものを習った。他にも色んな使い方を習ったので、これからは積極的に活用していこう。そしてもし本当に仕事が決まったら、お礼がてら先生が経営しているパワーストーン屋さんで水晶クラスターを買おうと決意した。