INSTANT SEX を終えて

2020年2月8日土曜日 INSTANT SEX in PROVO 無事に終えることができました。目標人数には届かなかったけれど、はじめての大掛かりなパーティーだった実家を会場にした “ピラミッド” を超える、110人ほどの方が足を運んでくれました。大きな反省点はあるけれど、会場に在った雰囲気やひとたちの顔に、ただただ開催できて良かった、と思いました。
意図的に多ジャンルの人達をまぜこぜにしたので、わくわくする分だけ当日どうなるか全く予期できなかったり、タイムテーブルを組むのが難しかったり、それぞれの出演者、関係してくれる人達が楽しめるか不安だったのですが、結果的に来てくれたみんなにとって、いつもと違う何かに触れるような、新しい風穴が開く日になったんじゃないかと思います。シンプルに、ただただみんな楽しそうだったから、良かった。

関わってくれたみんなには感謝が尽きません。ほぼ自分のために開催したような、私一人のわがままに付き合ってくれたとも言えてしまうような日だったけれど、でも、ひとりひとりが私のやりたいことを面白がってくれて、私のお願いしたそれぞれの仕事を、期待を遥かに超える形で持ち寄ってくれて、その全てがパズルのピースひとつひとつになって、確実に昨日っていう日を形作ってくれました。
出演者のみんなも、知った顔ばかりじゃない状況に、まぁリハーサルからなんとなく落ち着かない様子だったように見えたけど、(私が焦ってたからそう見えてるのはあるとおもうけれど)結果的にそれが、各々が自分のことをやるっていう部分に火をつけたように見えるライブでした。
DJのおふたりは、もうただただ素晴らしかったです。ジャンル入り乱れで不安定なフロアを、いつものPROVOに引っ張ってなおかつ温めてくれました。私もただただ気持ちよく踊らせてもらった。

個人的に INSTANT に SEX した瞬間が、K-BOMBのライブで脱力しながらもずっと踊らされている時に、踊っていた隣の人と結構強めに頭がぶつかった時と、オープン前に通常営業だと思って来た外国人2人が、ご飯を食べてから戻って来てくれて、カナダから来た彼らのうちひとりが、両親がエジプト人でカナダに生まれ育った人だったと知った時。(なんてことないんだけど、こういう瞬間って心にのこって消えない。)

尽きないのでこの辺にしますが、本当にやってよかった。準備中はむしろ苦しくなることの方が本当に多かったけれど、でもそれはきっと向き合うべき何かに向き合ってる証だし、これがなきゃ、得られる何かもないんだなと思います。ARIKAが描いてくれたフライヤーの絵は、そんな苦しい時に、私が取りたい心の姿勢です。これからも確実に反芻するであろうこのビジョンを、この世に産み落としてくれて本当にありがとう。

パーティーなんて何度も足を運んでいるはずなのに、今回主催してはじめて、楽しむためにやるんだなって思い知れました。些末な喜怒哀楽のある日常の中に咲く花。愛ってなんだかよくわからないし、声高に言われると居心地が悪いけれど、何をするにしても、多分これだなって、思ったな。

最後に、言うまでもなく、その場にいた人もいなかった人も、心を向けてくれた人みんなで作られた日だったんだなって、主催したから明瞭に見えます。絶対そうでした。なので、改めまして、楽しい1日を、どうも、ありがとうございました。イベントに限らず、私は私を続けます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?