口内炎奮闘記 #3 (ブルーピリオド)

good morning!!!✨
読んで字のごとく今日はいい朝だ。
何しろ、親の仇より憎かったあの口内炎とかいう野郎が、私の口内から今まさに消え去ろうとしているのだから!!!!

消えかけならばまだ痛いのでは?と疑問をお持ちの方もいるだろうけども、ピークの痛みを過ぎてしまえば、弱りきった口内炎の痛みなど童の戯れ程度にしかならない。(ちなみにピークの痛みはレスラーの逆水平レベルの痛み)
しかも!二個あった肉芽の内、一個は完全消滅したのだ!!!!!やった!!!!天国はここにあったんや!!!!!!∠(`・ω・)/ ∠(`・ω・)/ ∠(`・ω・)/ ∠(`・ω・)/ 

この場を借りて、皆様には改めて強く注意を促したいと思う。口内炎とは本当に人生を破滅させるおそれがある危険なものなのだ。
具体的には、よく言われている事だけど食べるものが美味しくない。口内の痛みと、その痛みに耐えることに脳内のリソースを割きすぎて、もはや美味しい美味しくないを判断する土俵にすら立てない。

加えてこれは不幸自慢なのだが、私が以前いつものように口内炎に患っていた時、咀嚼と会話と平常時、全ての状況において常に痛みを感じる位置に肉芽が形成されたことがある。
あれは控えめに言って地獄、大げさに言っても地獄だった。
その憎悪は森羅万象に及ぶものであったことは、今では懐かしい記憶である。
皆様には同じ轍を踏んで欲しくないものだ。

まぁ、色々言ったけど思い通りに過ごせなかったら多少イライラするし楽しくないしね。月並みではあるが、幸せに生きられるならそれがベストなのである。

結論: 健康バンザイ💪💪

それでは今回紹介する漫画はこちら!!!!

画像1

ブルーピリオド(既刊全8巻)
作者:山口つばさ
連載:アフタヌーン

高校生の矢口八虎(やぐちやとら)は真面目で不良。未成年飲酒はするしタバコも吸う(※どちらも犯罪です。絶対やめましょう。)が、努力することには人一倍長けており、学業や堅気(言い回し絶対間違ってる)との折り合いも上手く付けているという器用っぷり。
しかしそんな手応えのない日々の中で、どこか虚しさを感じている八虎はある日、絵画と出会う。
絵画に感銘を受けた八虎は、美大を受験することを決意する。
八虎の、"芸術とは何か"という永遠に解かれることは無いであろう課題に挑む姿を描いた、芸術スポ根ストーリー。

まずあらすじを書いていて思ったこと↓
未成年飲酒&喫煙の部分炎上しなくて良かったよ......。
このご時世少し目立つと叩かれるからね。フィクションと現実の区別をつけていないと言うより、自分が批判できると思ったらそれより先は考えていない人が目立つ世の中なんだよな。
そういう物語の善し悪し以外の部分でその作品を評価されるのを我慢できない。興味が無いのであれば、放っておいて欲しいものである。

少し暗くなってしまったが、今回の面白ポイント3つ!

①芸術に対する圧倒的な知識より描かれた物語
このブルーピリオドの作者である山口つばささんは、東京藝術大学ご出身であることを活かしてこの物語を描いている。
私は美大生の経験を持ってはいないけれど、八虎の芸大受験に努める場面では、芸大受験の対策というのは本当に、こんなきついものだったのだろうな。と、思ってしまうようなリアルさだった。
食欲減衰や精神的摩耗など、ストレス感じている描写のレパートリーの多さといったら(笑)
私が受験勉強している期間も、まぁきついものであったのだが、芸大受験を志していたら、果たして五体満足でいられたかは定かではないだろう。
また、芸大時代の功名であるかは不明だが、作中ではリアルで描かれた絵画が結構な頻度で使用されていて、権利の許諾等がスムーズにいったのは、大学でのコネクションの賜物なのかな、とか思ったりした。

②出てくる女の子が可愛い
これは完っ全に私の好みではあるが、出てくる女の子が可愛い!
なんなら男の子も可愛いまである。
登場する女の子は全員もれなく美術をかじっているのだが、ファッションやら性格やらがとにかく個性的で、なんというか付き合いたい()
作品柄なのか、スポ根にはつきものの恋愛要素というものが今の段階では見られない感じがするので、全員を安心して愛でられそうなのは高評価に値するだろう。ていうか八虎がそんなの興味ねぇよ的な性格なのがネックになってる気がする。
唯一あるとしたら森先輩であるが、先輩後輩の域はでないのではないかと思っている。
どちらにしろ、今後に期待だ。
ちなみに自分のおすすめは桑名さん。王道である。

③ライバルが多い
多いっていうか全員ライバル。10人程度ライバルが出てくる。
作品の優劣をつけられるという美術の特性上、作り手に競争意識が出てくるのも自然だ。しかし、そういった切磋琢磨の中で、主人公が、自分の中に見つけられなかった答えをライバルから見つけたり、その逆も然りな展開は、まさに手に汗握る瞬間と読んで差し支えないだろう。
やはりスポ根、しっかりアツい。
しかもライバル同士しっかりお互いを認めているという部分がもう猛暑(激アツ)である。
自分が好きなライバル関係は、やはり八虎×高橋であろうか。書き方に悪意があっても見逃して欲しい、カップリングなんて1ミリも意識していないよ。
他にも橋田×八虎も好きだ。作中で八虎はかなり橋田に助けられているのではなかろうか。カップリングではないよ。
皆様には、是非お好みのライバルを見つけて欲しいものである。

この作品は、マンガ大賞2020で大賞をとっている。
私も、その影響でこの本を手に取ったのだが、やはりあまり題材にされてこなかったスポ根ものというのは、かなりの需要がある様子だ。
漫画の総作品数が増えてきた昨今では、カバディやカポエイラなど、失礼だがマイナーな題材も多く取り上げられている。
この傾向はかなり好ましいものであり、特に小学生中学生世代には、自身の将来のビジョンが、単純に増えていくので、題材はどんどん広くとって行って欲しい。

自分が夢中になれるものがひとつあるだけで、世界はもっと生きやすくなるはずだ。

今回はこの辺にしたいと思う。
お口汚し失礼した。(恒例にするぞ)



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