口内炎奮闘記 #4 (よふかしのうた)

おはようございます。皆様は良い朝を迎えることが出来ましたでしょうか?私は超ウルトラエキサイティングなgreat wake up が出来ました。世界は幸せでできてたんやなって......。

というのも、昨夜は早い時間からウトウトしてしまったから、それならばいっそ寝てしまおうといった経緯だ。
早寝なんかしたら貴重な夜の時間を無駄にしてしまう、と常々考えている私ではあるが、快眠快起を経験してしまうと、そのような定説を覆さなくてはならない。
早起きはいいよね。一日の体感時間が2倍くらいになる。

夜更かしもいいものではあるんだけどね。うるさいくらいの静寂とでも言おうか。朝は皆と共有しているような感覚があるけども、夜はそれぞれに与えられた個別なもの、という感じがする。与えられた夜をどう過ごすのも個々人の自由で、その時間に行われる行為はいく人にも邪魔されないような、、、そんな神聖性を感じるのだ。

あくまでも私の意見であるが。

だから私は、体に良くないとは思いながらも、つい夜を更してしまうのだろう。

ということで今回紹介するのはこちら!!!!(自然な導入)

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よふかしのうた(既刊全5巻)

作者:コトヤマ
連載:週刊少年サンデー

中学2年生の夜守コウ(やもりこう)は、学校での揉め事により不眠に陥ってしまい、遂には不登校となる。持て余した時間を紛らわすように、初めて夜の街に繰り出す。
夜の街で、謎の女性七草ナズナ(ななくさなずな)と出会いう。夜の楽しみ方をナズナから教えてもらうことになるのだが、その経緯で、その娘が吸血鬼であることを知る。自分の血がとても美味いと知らされたコウは、吸血を許す代わりに、自分を吸血鬼にして欲しいと頼むが、吸血鬼になる条件、それは血を吸われた相手に恋をすることだった。
彼女との2人きりの夜更かしがコウの運命を大きく変えていく、夜更かしラブストーリー。

この漫画の面白ポイント3つ行きましょう!

①吸血鬼と人間の関わり
作中での吸血鬼は、人間の何倍もの力を持っており、人一人を殺めるのも容易いという設定だ。正直言っておっかない。吸血鬼たちが作った掟として、吸血鬼になる気のない人間には、自分たちの存在を知らせないし、知られたら消す。というものがあり、それだけを聞くとなんだか物騒ではあるが、彼らも理性や良心を備えている存在である。加えて、人間社会に紛れている都合上、結構人間味というものが見え隠れしている。作中では数人の吸血鬼が登場し、それぞれが主人公をはじめとした人間達と関わりを持っていくというのが、この作品の進行において、重要な役割を担っている。
吸血鬼はとにかく全員可愛い。というのも、人間から効率的に血を頂く特性上、人間から好かれやすい容姿として存在しているかららしい。教室の美人なあの子も実は吸血鬼なのかもしれない←?

②夜特有の雰囲気
この作品は、基本的に夜の出来事が主として描かれている。前起きでも書いたが、夜というのはそれ以外の時間と比べて明らかに異質であることが多い。そのような、夜独特の空気感で物語が進んだり進まなかったりするのも、読者がこの作品に惹かれてしまう一因なのかもしれない。
夜の街を歩いている描写とかで、音は聞こえてないけど今周りは静かなんだな。とか容易にわかるのも、夜の利点だよね。

③主人公とナズナちゃん
色々書いたが、この物語は、あくまでも主人公とナズナちゃんのラブストーリーである。しかしここで問題がひとつ、主人公は人を好きになったことがないのである。人生で最も多感な時期と言っていい中学2年生に、1度も人を(恋愛的に)好きになったことがないと言うのは、結構苦労しそうである。だが、好きという気持ちがわからないだけで主人公は並外れた優しさを持っている。そのチグハグさに悩みを解消する者も少なくなく、吸血鬼も例外ではない。
そういう設定あってか、偶にソワソワするところもあるが、この作品は基本的に終始安心して見ていられる。基本的にね。(大事なことなので)

ちなみにこの作品の作者であるコトヤマさんの前作は、アニメ化もされた"だがしかし"である。
前作が人気作だったこともあってか、次回作であるこの作品の期待度は高かったように思える。11月現在の既刊は全5巻であり、物語もまだ序盤といえる。追いつくなら今を覗いてほかにないのではなかろうか。

付け加えると、この作品、アーティストのCreepy Nutsさんの曲である、『よふかしのうた』とコラボしている。動画のURLを以下に記しておく。
漫画のカットと、曲のラップが相まったシャレオツな動画は、見逃し厳禁である。
https://youtu.be/T535kqz3mgw

今回はここら辺にしておこう。
お口汚し失礼した。

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