フランス人の動物愛
うちのフランス人は動物が大好きです。人間<動物
私のこともどちらかと言うと動物だと思っている気がする。
全体のおよそ半数の世帯でペットを飼っているというフランス。外へ出ると必ずと言っていいほど犬を連れてる人を見かけます。
そして犬を見かけるたびに「あんず!見て!」と嬉しそうに報告してくれます。特にダックスフンドが大好きで、「もう〜可愛い〜ちっこいソーセージ!」と見かけるたびに大興奮。
私たちは諸事情によりすぐには犬を飼えないので、ご近所さんの猫を愛でて我慢しております。
そんな動物愛溢れるフランス人、「牛を見て癒されたい」と言う私のリクエストもあり、ノルマンディーへの小旅行を提案してきました。
運転するのは私なんだけどね。はよ免許取ってくれ。
ノルマンディーにある小さなファームを訪れたのですが、もうね、天国。
二人して「何これ!あっちにもこっちにもモフモフ族が!ここで住む!」とはしゃいでました。
駐車場では5頭の馬がお出迎えしてくれ、ウェルカムデスクへと向かうその先の小道を進むと、たくさんのヤギが!!しかもベビーもいる!
入場料14ユーロ(二人分)+鳥の餌代1ユーロを支払い、いざモフモフランドへ。
ヤギってなんかちょっと攻撃的なイメージがあったんだけど、みんなとってもフレンドリーでした。
赤ちゃんヤギがもうすっごく可愛いの!
ウェルカムデスクでもらったファームのマップを参考にぐるりと歩いてみると、ドンキーやアヒル、ブタやアルパカなどなどたくさんの動物と触れ合えて癒されました。(モフモフに夢中でヤギの写真しか撮ってないけど)
入り口で購入した鳥の餌でアヒルを釣り、20羽ほどのアヒルを引き連れて歩くことに成功。アヒルママ気分が1ユーロで味わえるなんて。
私がアヒルと戯れているかたわら、ドンキと触れ合っていたフランス人は指ちょっと噛まれたらしい・・ちょっと笑っちゃったごめんて。
ちょっとしたご飯やドリンクも購入でき、子連れでも一日過ごせるような素敵なファームでした。
ファームにあるお城にも泊まれるし、森の中にも宿泊施設もあり(ツリーホテルみたいな木の上にあるやつ)、今回は空きがなかったので諦めたけど、次はツリーホテル泊まってみたいねーと話してました。
その日はフランスのよくある古い大きなお家を改装したみたいな素敵なホテルに泊まり、プールで泳ぎ、「You have such a difficult life」"君は本当に難しい人生を送っているね"というフランス人の皮肉のようなジョークを聞き流し、のんびりしてきました。
翌日、別のノルマンディーにあるファームレストランを訪れ、300gの特上のビーフステーキをいただきました。
命に感謝。
「この牛は生きてる間とっても幸せだったんだよ。だからこんなに美味しいんだ」
と言うフランス人。
フランス人曰く、フランスの牛はストレスフリーで飼育されており、だから肉も柔らかくて臭みもなく、高品質のビーフを頂くことができるのだとか。
私はステーキは”良く焼き”が好きな方だったのだけど、フランスではいつも”ブルーレア”という中身はほぼ生という焼き加減でいただきます。(彼はブルー)
そのほうが柔らかくて肉の旨みを味わえる気がする。
ちなみにうちのフランス人はスーパーでは肉を買いません。
「スーパーに売られてる肉は丁寧な飼育をされてないからあまり美味しくないんだ」
本当かどうか知りませんが、彼といつも行くお肉屋さんのお肉はいつも本当に美味しいです。
大好きな動物たち。いつも命をありがとう。