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3名の先生が定年退職されました

本日をもって生物学科3名の先生が定年退職され、ささやかな送別会を催しました。

はなむけの言葉は、最年少の私から。本来ならば、後のことは若い僕たちに任せて、安心して第二の人生をお楽しみください!という感じでお送りしたかったのですが、なんせご退職される先生方が重鎮すぎて喪失感が大きい。24年、33年、38年というキャリアで、「長」のつく仕事をいくつもこなされてきた、本当に大学に貢献されてきた先生たちです。

私は、「正直なところ、先生方が築いてきた伝統を引き継いでいけるのか、学生が満足するような良い教育ができるのか、先生方のように素晴らしい研究成果を出し続けられるのか不安です」と述べました。その後、私、毛内が定年を迎えるのは何年後かという話に。このまま行けば、2050年3月でしょうか?その頃には、今いる先生は誰もいなくなっているのですね。相当先の話ですが、この一年で社会に起こった変革を思うと、2050年の社会も自分も全く想像できません。

現在は仕事が中心に人生が回っているので、定年後の人生など全く見当もつきません。そんな不安をもう5年も前に定年して人生を謳歌している恩師に打ち明けてみたら、案の定、「定年してようやくやりたかったこと、時間をかけて考えたかったことができているから楽しいんだ」というお返事をいただきました。今日の送別会でも、定年退職した途端に若返ってバンバン良い研究成果を出す先生とかもいらっしゃるという話に花が咲きました。私だったら、執筆活動に精を出してもよいかな、なんて。

定年後のことを考えて今から動き出すのも必要かもしれませんね。それは打算的?後ろ向き?それとも究極の前向きなんでしょうか。なにはともあれ、今は目の前にあることを全力でやっていくしかない。

毛内ラボ、絶賛、自転車操業中!

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