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国内製薬企業の海外動向から英語学習のモチベーションをあげる

オンライン英会話を毎日受講しているのですが、そこでずーっと気になっていることがあります。

「TAKOYAKI is very delicious!」

オンライン英会話の講師にフィリピンの方が多いのですが、日本の食べ物の話になった時にすき焼とか肉じゃがのことを話しても、フィリピンの方に「何それ?説明して?」って言われてしまうのですが、関西出身の私がたこ焼きの名前を出すと、「Yes, TAKOYAKI !  I like TAKOYAKI!」とめっちゃテンションがあがります。フィリピンでのたこ焼き認知度100%(n=30ぐらい)です。

他にもたくさんネタがあって、オンライン英会話あるあるで一本note書けます。

それでは本題です。
今回は日本の製薬企業がどれだけ海外に進出しているのかを、2020年度の決算をもとに書いていきたいと思います。

この記事を書くことの狙いは【国内製薬企業が海外進出してる → 英語必要 → 英語大事 → 英語の勉強がんばる】と英語学習のモチベーションアップに繋げることが目的です。

まずは国内製薬企業 2020年度通期決算のデータから、売上高上位12社を並べて、各社の海外売上高比率を加えました。
棒の上の数字は全売上高、オレンジ●が海外売上高比率のプロットと%値です。縦軸(金額)とオレンジ●の位置で大体の金額も他社と比較できます。

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こうやって並べると、例えばアステラス製薬は海外売上だけでエーザイの全売上よりも大きいことが視覚でわかります。
また、中外製薬の海外売上比率は29%(2242億円)ですが、海外比率の大きい協和キリン(1517億円:48%)や塩野義製薬(1692億円:57%)よりも海外売上金額は大きいことがわかります。

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結局こっちの表の方がわかりやすいな、とグラフを作ってから思いました。

ほとんどの企業で海外売上高比率は右肩上がりに増えてきています。
また、海外での伸び率が大きいところは黄色ハイライトにしています。要因と考えられるものを以下に記載します。

武田薬品
2019年1月、アイルランドのシャイアー社を買収しています。

中外製薬
ヘムライブラ(血友病A)とアクテムラ(関節リウマチ等)が海外で好調です。

大正製薬
2019年5月、ベトナムのDHG社を連結子会社化しています。これにより、アジア市場における医薬品事業を一層強化しています。
2019年7月、フランスのUPSA社を完全子会社化しています。UPSA社は欧州を中心にOTC医薬品及び医療用医薬品の開発及び製造販売を行なっている企業で、大正製薬はこの買収により欧州諸国で強固な事業基盤を築いています。

協和キリン
2019年12月発売のクリースビータ(FGF-23阻害)が好調です。海外売上比率も50%超え間近です。

日本新薬
2016年11月発売のウプトラビ(肺高血圧)のロイヤルティ収入が好調です。自社創成は強いです。

個人的な感想としては、日本新薬が自社品を海外に展開して、世界で貢献の幅を広げていることや、大正製薬がセルフメディケーションの領域でアジア、ヨーロッパで貢献していることにワクワクします。

治験もグローバル試験ばかりになってきていますし、製薬業界にいる以上英語は必須だと改めて感じることができたので、今回の記事の目的は達成です。

以上となります。何かのお役に立てれば幸いです。

※データは各社決算資料を参考にしております。

https://www.eisai.co.jp/ir/library/settlement/index.html


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