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助けられた言葉 1

介護を始めた頃、情報もよくわからず
まだお母さんには必要ないとなかなか
介護認定を受けていませんでした。

どうしていいかわからない日々

それでも周りの勧めで介護認定を受け
ケアマネさんが決まっても
信用していいのかな?
なんて少しかたくなっていました。

そうこうしているうちに
お一人目のケアマネさんが辞められることになり
次のケアマネさんとの面談の日も
私はがちがちになって壁をつくっていました。

そんな私をみてなのか
ケアマネさんが私に聞いたことは
母親のことよりも何よりも
『娘さんは大丈夫ですか?』という言葉でした。

当時離れて暮らす弟や、
認知のことは理解できなかった父親で
母親のことは全て私がやっていて
私がやらなきゃ、私がお母さんの認知を止めなくちゃ、
お母さんを辛い目に合わせてはいけない
そしてわからない介護のことを手探りで
今思えばきっと壊れそうだったんだと思います。

そして母の介護についてだと思っていたのに
まさか私を気遣ってもらえるとは思ってもなくて
ケアマネさんが帰られたあと
ボロボロと一人涙して。

優しい言葉が私を巻いている
ガチガチのロープを切ってくれました。

それからいつも私のことを気にかけて
一生懸命してくださる

ケアマネさんはいつも
私が感謝すると
私も今まで沢山助けられてきたから
それをそのまま回しているだけですよと

私もそんなふうに生きたいと思います。


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