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肌荒れがなおったよ!!・・・界面活性剤①

「肌荒れが治ったよ」「薬がいらなくなったよ」って石鹸作りをしていったお客様からとってもよく聞く言葉です。嬉しい限り♪
我が家も娘が赤ちゃんの頃、何をしてもパッと良くならなかった全身の肌荒れが手作り石鹸で一夜にして治まった。(一夜、というのは赤ちゃんだからとっても反応が良かったのだと思います。他の自然療法も大人よりだいぶはやく反応がでていたので)
あの日をきっかけに追求癖のある私はひたすら石鹸について調べました。あの時代にしてはよく調べたほうだと思う。

さて・・・まず調べたのは市販品との違い。
スキンケア、傷、熱・・塗るもの等はすべて手作りで行っていた私ではありますが何故か娘の石鹸だけはベビー石鹸をつかっていました。
自分でも疑問です。そして娘はいつも肌が赤かったのです。
気づけなかったのは子育てに手一杯だったから?(・・・遠い記憶)

調べると決めたら図書館へ行き、パソコンを調べ、とまぁあれこれ。
しまいには楽しくなってくる始末。
そして辿り着いた。

これらの大きな違いは 界面活性剤 の種類。
市販品のほとんどは合成界面活性剤、またはそれを含んでいる。
一方石鹸は自然の界面活性剤。つまりは石けんと表示されているもの。

界面活性剤?
異なった性質をもつ2つの物質の間に存在する境界面を変化させて混ざり合うようにするもの。
水と油を混ぜることができるようになるものです。汚れを落とす機能があります。

さて、その界面活性剤のうちの合成と天然の違いとは?
(前者が合成⇔後者が天然)

■酸性・アルカリ性・中性いずれでも働く⇔アルカリでのみしか働かない
■汚れを落とす機能が継続する⇔一度汚れをつかむとその機能を失い自然分解
■皮膚やお皿に付着してのこりやすい⇔流れやすい

これだけ見ると前者の方が汚れを落とす界面活性剤としてはかなり優秀。
しかも安価で沢山作れる。

しかしです。
洗浄力を残したものがお肌に付着していると考えるとどうでしょう?
お肌を守ってくれている 皮脂・角質層・常在菌 はどうなるの??
ちょっと想像してみよう。

そうすると・・・
乾燥性の皮膚炎です、
老人性の皮膚炎です と。
さらにその荒れたお肌からアレルギー物質が入るとアレルギー性の皮膚炎。
細菌が入り込むと細菌性の皮膚炎に(環境を考えているお医者様談)

付着具合については最近再び感じる場面があったのでまた後日談にて。

赤子だったわが娘、まさにこの状態だったのでしょう。
教室で石鹸を作ってそれを使ったお客様たちも。

なので私は石けんの何がきくの?と聞かれたら・・・
石けんがきいてるのではなく、必要ないものが入っていないだけです!
と、お答えします。
そしてそれ以外にも手作りする石けんには良いところがたくさんあるのですよ♪(こちらも後日談にて)

最近では一昔前までは無いと言われていた経皮吸収もあると言われるようになりました。
異物は排出されるとはいっても近代の社会では解毒しなければならない物質が多すぎて人体では排出がなかなか追い付かず。
皮膚の健康は腸から肺からですが外側のバリアを守ってあげることも考慮してあげると良いかもしれません。

                 まだまだ続くよ 界面活性剤編

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