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ピッカピカ!の代償は?・・・界面活性剤➁

身の回りを綺麗にしようとして使っているシンクの下などにある洗剤。
たいていのお家では色んな種類のものが入っているでしょう。

それらはほぼ 合成界面活性剤。

先日 界面活性剤①で書いたあちらです。

近頃は分解しやすいものも出てきましたが・・・そもそもこのシンクしたにある洗剤たちと肌に使っている石鹸や化粧品、どちらも合成界面活性剤だという事も似たようなものだというのも考えるところがあるんですがそれはまたの後日に。

この合成の界面活性剤はお掃除した排水から流れ出て行って河川、海を汚します。農薬や肥料によるリンや窒素問題もありますが・・・

海の汚れの80%は一般家庭からの汚染によるもので
一見多そうに見える企業の工場ではないんです。

そして汚れた海で育った魚や海草を食べることになる私たち。
私は海の汚れと奇形になったお魚のことを考えるとあまり食べられなくなってしまいました。

部屋を、食器を、衣類をピカピカにしたつもりが実は体内を汚しているという辛い循環が起こっています。

そして地球にとっての海の汚れも限界値に。(現在地球はとても深刻です)

どうしてそんな危険なものを売ってるの?国が許可してるんでしょ?
と、よく言われますが。

柔らかく言うと・・当時では予測できなかったのかもしれません。
高度経済成長期の大量生産と大量消費。
安価こそが大切であったときに増え続けた石油系の合成界面活性剤。
浄化槽の微生物にとっては分解しずらく、想定外の大量生産。
分解できないまま河川へと流れてしまいます。

そして環境先進国では禁止されてきている国もあるにもかかわらず
実質的な目に見える被害がでていないので日本で禁止にはされていません。
着々と溜まった汚染はある日突然どんな形で現れるでしょうか?
人で言うところの・・・地球のアレルギー反応としてあらわれてくるのでは?

わたしだけが変わっても、と思うかもしれませんが個人で何か出来ることからと、考えてくれる人が増えてくると売れる商品は徐々に変わってきます。
企業は売れるものは作ます。
(優しい素材へのニーズが 1%になると動いてゆくそうですよ!そうすると環境にもお肌にも優しい製品がどんどん増えてゆくはず。)

地球を守ろう!というとあまりピンと来ないかもしれませんが・・
自分の子供たちが大人になっても安心して食べられる環境であって欲しいと心から願います。

周囲の清潔を保つために使っているはずのものが体内を汚す・・・

そもそも掃除には洗剤が必要だ!

という思い込みは排除してみてもいいのでは????

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